【タイ】「いつか誰かを助ける人になりたい」タイの子どもたちから届いた感謝の便り
【2025年12月 活動レポート/タイ】
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こんにちは!タイ事務所の伊藤です。
前回のブログ(https://www.terra-r.jp/blog/20251117.html)では、タイのピブーン財団を通じて、薬物受刑者を親に持つ子どもたち20名へ奨学金を提供したことをご報告いたしました。
タイでは薬物問題が深刻な社会課題となっており、親の不在や経済的困窮により、多くの子どもたちが「学び」を諦めざるを得ない状況にあります。私たちが届けた支援は、子どもたちの元へ確実に届き、彼らの将来を支える大きな一歩となりました。
今回は、実際に奨学金を受け取った子どもたちから届いた、心あたたまる感謝のメッセージをご紹介します。
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【奨学金を受け取った子どもたち。プライバシー保護のため、モザイクをいれています】
支援を受けた子どもたちからのメッセージ
厳しい環境にありながらも、前を向いて「学びたい」と願う子どもたちの切実な想いが綴られています。
いつか「先生」になって、機会を広げたい(ピンちゃん・11歳)
「両親が別れ、おばあちゃんが私たちを育ててくれています。生活は楽ではありませんが、読書や書き物、学校の活動が大好きです。奨学金は勉強に必要なものを買うのに役立ちます。将来は先生になって、私のような子どもたちが学ぶ機会を持てるよう手助けをしたいです」
母の負担を減らし、一生懸命勉強します(ノンタナパットくん・10歳)
「今、父は刑務所にいます。母が一人で働いていますが、食費や日々の生活費で精一杯です。奨学金を受け取れてとても嬉しいです。母の負担を減らすことができます。大切に使い、一生懸命勉強することを約束します」
家族を助け、社会に貢献したい(チャリターさん・10歳)
「父は日雇い労働者で、家は古く屋根が漏れることもあります。十分な食事が取れない時もありますが、この奨学金のおかげで教育を続けることができます。将来は家族を助け、社会の良い一員になりたいです」
学びの継続が、負の連鎖を断ち切る鍵に
子どもたちの手紙には、共通して「一生懸命勉強したい」「将来は家族を支えたい」という強い意志が記されていました。
今回お手紙をくれた子どもたちの中には、月収600バーツ(約3,000円)の公的援助のみで祖母と暮らす子や、年間200バーツ(約1,000円)の学費を捻出できず中退の危機にある子がいます。親が受刑中であったり、家庭が困窮していたりする環境下では、子どもたちが教育の機会を失い、再び貧困や犯罪の連鎖に巻き込まれてしまうリスクが高まります。
皆さまからいただいた支援は、単なる金銭的な助けに留まらず、子どもたちに「自分を応援してくれる人がいる」「明日も学校へ行ける」という大きな勇気と希望を与えています。
IV-Thailand(テラ・ルネッサンスタイ法人)は、これからも薬物問題や家庭の困窮がもたらす困難から子どもたちを守り、彼らが自らの手で未来を切り拓いていけるよう、伴走を続けてまいります。
あたたかいご支援をいただき、誠にありがとうございました。
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記事執筆/
国際運動推進部タイ事業担当
伊藤あかり










