認定NPO法人テラ・ルネッサンス活動内容|ブルンジ事業

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活動内容 活動内容

ブルンジ事業

 

 

当会では、ブルンジ共和国で紛争被害を大きく受けたムランビア県において、最貧困層など紛争被害を受けた人々の自立と自治を促進するために、2013年に活動を開始しました。同地域の住民と共に自立支援センターを建設し、2015年から住民グループが養蜂や窯業、農作物加工により収入源を多様に持つことでコミュニティのレジリンエンスを向上させ、様々なリスクに対応しながら自立していくための支援を行っています。

 
目次
 1.なぜブルンジなの?
 2.テラルネの取り組み
 3.メッセージ
 
 

1. なぜブルンジなの?

 

 

アフリカ中部に位置するブルンジ共和国では、ベルギーによる植民地下で「フツ人」と「ツチ人」の民族対立があおられ、1962 年の独立後、1972年には20万人が、1988年には5万人が大虐殺(ジェノサイド)により犠牲になりました。隣国ルワンダのジェノサイドが世界中から注目を浴びる一方、その影で、ブルンジでの悲劇はほとんどメディアに取り上げられることもなく、国際社会から忘れ去られていました。内戦中、さまざまな武装勢力が18 歳未満の子どもたちを「子ども兵」として徴兵し、1993年から続いた紛争では30万人の命が奪われ、多くの住民が家族を亡くしました。

現在も長年にわたる紛争の影響を受け、 孤児や元子ども兵、貧困層を始め、国民の大多数が貧困の中で生活し 、一人当たりGDPが世界最下位の最貧国(IMF 2015年)です。また1,000 人中、82 人の子どもが5 歳まで生きられない状況(UNICEF 2015年)にあります(日本の5歳未満児死亡率は3人)。

 

 

現在ブルンジでは民族間の権力分有と和解が進む一方、貧富の格差(特に都市と地方)は大きく、 国民の大部分が住む地方では、小規模零細農家が主要穀物やコーヒー栽培などで生計を立てていますが、十分な収入はなく、経済的に脆弱な状態に置かれています。また人口密度がアフリカで最も高い国の一つであり、土地問題や、気候変動の影響による自然災害、政党間の対立、不法に拡散した小型武器の問題など複合的なリスクに晒されています。当会の事業対象地域を含め、最も紛争の影響を受けた地域では特に、こうした様々なリスクを抱えながらも、地域の人々が自ら収入源を創出する生計向上、持続的な開発が大きな課題となっています。

 

 完了したプロジェクトはこちら(現在調整中です)

 

 2. テラ・ルネッサンスの取り組み

 

 

 

紛争被害を受けたムランビア県において、2015年から紛争被害者や貧困層に対して、養蜂や窯業、農作物一次加工の能力を開発するとともに、コミュニティビジネス(生産者協同組合)が組織され、持続的なコミュニティビジネスの収入源が確保されることを目標に、活動を行っています。

コミュニティが多様な収入源を持つことで、様々なリスクに対応しながらレジリエンスを高め、自立できるように支援を行っています。

 

 

■ ブルンジにおける紛争被害者及び貧困層住民の能力開発を通したレジリエンス向上プロジェクト

 

 

 

ブルンジでは、昔からハチミツが医薬品、栄養価の高い食品として重宝されています。活動地域でも、これまで伝統的な養蜂が行われてきましたが、生産性が低く商品化できていない等の課題がありました。

 

当会では、貧困層や紛争被害にあった住民58人を対象に、生産技術訓練、ブランディング支援などを実施し、全員が生産技術を習得し、地元の特産品としての製品化に成功しました。ブランディング支援では、住民の人たちが自分たちの蜂蜜を、平和への想いを込めて「アマホロ・ハニー(平和の蜂蜜)」と名づけ、この蜂蜜を、生産、パッケージング、販売する支援を行っています。

 

 

現地や同国内で生産→販売→消費する“地産池消”ができることで、コーヒーなどの換金作物のように国際価格の下落などのリスクに晒されずに、安定した収入源を確保することができるようになります。収入源としてだけではなく、栄養失調や乳幼児死亡率の高いこの土地で、貴重な栄養源として自分たちが活用することもできます。また養蜂を行うことで、蜂が地域の農作物を含めて植物の受粉を助け、自然環境を保全することにもつながります。

 
 
 

 ■窯業ビジネス支援活動

 
 

 

活動地域では、粘土質の土地が多く農業に不向きで、これらの土地資源を十分に活かすことができていませんでした。そこで、この粘土を活用して、レンガや瓦など周辺地域や都市部でも需要の高い製品を作る窯業を行い、収入源とする支援を行っています。地元ではレンガを作る仕事がありましたが、小規模で薪の燃料効率が悪い窯が使われていて、少ない収入しか得られず、また人口密度の高いこの地域で大量の薪を消費していました。2016年から、燃費効率が良く、より多くの製品を焼くことができる「省エネ窯」を建設しました。また紛争被害を受けた40人(3グループ)を対象に窯業技術のトレーニングを行い、レンガ、瓦、タイルまた陶器類を生産しています。この窯業も、持続的な収入源となるよう、住民が生産者協同組合を組織して運営し、地域の産業(コミュニティビジネス)とする支援を行います。

 
完了したプロジェクトはこちら(現在調整中です)
 

■ メッセージ

 

 

 

養蜂グループの一つ、「アバナマリムウェ」のメンバーの声です。

 

「紛争を経験した私たちは、平和でなければ、養蜂も、どんな活動もできないことを知っています。

だから自分たちは、この養蜂を続けていきたいです。

それは私たちにとって「平和であること」を意味しているからです。

 

また蜂たちは地域の農業で育てている植物や、燃料となる木の受粉を助けてくれます。

養蜂をすることは、私たちの地域の自然を守っていくことになり、生活も豊かになります。

 

この蜂蜜を「アマホロ・ハニー(平和の蜂蜜)」と名付けたのも、私たちの平和への想いを込められています。

また、この豊かな自然の中で収穫した蜂蜜を、沢山の人に届けていくことも誇りに思います。

 

蜂蜜をブルンジの沢山の人たちに届けることで、私たちの生活が豊かになり、そのお金でヤギや牛を飼ったり、

子どもたちに教育を受けさせてあげられます。養蜂は、生き物や自然が相手なので大変なこともありますが、グループの皆で協力しながら、仕事をしていきたいです。」

 
 
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