夏季募金キャンペーン2025
目標1300万円にご協力をお願いします
<皆さまの関心を力にかえて。鬼丸昌也からのメッセージ>
<平和の儚さに思いをはせて、一人一人のかけがえのない声に向き合う。川島綾香からのメッセージ>
平和を求める声に、今、応えたい。
日本が戦後80年を迎える今、私たちは改めて平和の尊さを痛感しています。世界で起きている紛争を前に、その思いは一層強くなっています。
世界各地では今も紛争が続き、多くの人々がその爪痕に苦しんでいます。テラ・ルネッサンスは、紛争によって被害を受けた方々への支援を、そして紛争が起こらない社会の実現に向けた運動を、さらに加速させていきたいと考えています。
どうか、私たちの活動に、さらなるご協力をお願いします。
「あなたのお父さんは生きているの?」
コンゴ難民支援の現場から
2025年1月以降、コンゴ民主共和国東部で反政府武装勢力M23による暴力侵攻が激化し、5,000人以上が犠牲となり、多くの人々が家を失い、隣国ブルンジへと逃れています。一方で、難民キャンプの環境も悪化し、戦闘の続くコンゴに戻らざるを得ない難民もいます。
ブルンジにあるムセニ難民サイトの様子。現在、7千人の収容人数を優に超える2万人の難民が暮らしている。
■セパレイテッド・チルドレン ―― 離ればなれになった子どもたち
紛争の中、逃げてくる途中で両親とはぐれたり、あるいは両親が殺されてしまったりして孤児となった子どもたちを、英語で ”セパレイテッド・チルドレン” 離ればなれになった子どもたちと呼んでいます。
テラ・ルネッサンスは「離ればなれになった子どもたち」と元々孤児だった子どもたちの支援を行っています。
■孤児となった子どもたちの心のケアに、難民の中からボランティアを採用
テラ・ルネッサンスは、外から何かを持ち込む支援方法ではなく、現地に「あるもの」で人々が自立できるようになるための支援を行っています。今回は、200名の孤児となった子どもたちにカウンセリングアクティビティを行うにあたり、難民の中から、支援活動に参加する有償ボランティアを採用し、トレーニングを行いました。
中には小学校の先生だった人もいれば、初めての取り組みだけれど性格が明るく、子どもの扱いが上手ということで採用された人もいました。
有償ボランティア制度は、難民の方たちへ報酬を払うことでの収入向上も目的としていました。
子どもたちと接する際に気を付けるべき点や、子どもたちを守ることの重要性をしっかりと学んでもらった後、7歳から17歳の200名の孤児たちを8グループに分け、さまざまな活動で心のケアを行いました。
縄跳び、お絵かき、歌、サッカーなど、さまざまな取り組みを行った様子。
難民サイトで集団生活を送ることになった子どもたちに、他の人を尊重すること、衛生的に過ごすことなどの啓発活動も行った。
■ お父さんが殺された時のいやな記憶を、少しでも忘れることができた
3月にブルンジに逃れてきた、ある11歳の少女に話を聞きました。お父さんはM23の戦闘員によって彼女の目の前で殺され、お母さんは連れて行かれました。彼女は隣の家族について走って逃げ、この難民サイトに辿りつきました。お母さんは、今もどこにいるかわからないそうです。
彼女が過ごす難民サイトでは、子どもたちが思い切り遊ぶ場所はありません。「うるさくすると大人に怒られる」と、いつも気を張りながら過ごしています。
カウンセリング・アクティビティとして実施した歌やダンス、遊びの後で感想を聞くと「たくさん友達と遊べて、少しでもお父さんが殺されたときの記憶を忘れる時間がもてて、すごく楽しかった」と答えてくれました。
インタビューをした当会の駐在員・川島が、最後に何か聞きたいことはありますか?と尋ねると、
「あなたのお父さんは生きているの?」
という質問が返ってきました。
コンゴ東部では、今もM23による暴力的な支配により、危険な状況が続いています。
いつ家に帰れるかも分からない。また、帰ることができても、お父さんもお母さんもいない──。
そんな子どもたちが、ここにはたくさんいます。
テラ・ルネッサンスは孤児となった子どもたちの心のケアや、紛争で傷ついた人々が自立的に生活していくための支援活動を行っています。どうか、私たちの活動にご賛同ください。
「ぼくは何より今、平和がほしい」
2024年にコンゴの北キブで戦闘が激化し、ブルンジに逃げてきて難民サイトで暮らす3人のきょうだいに会いました。
お父さんが目の前で撃たれて亡くなり、お母さんとは逃げてくる途中ではぐれて今もどこにいるのか分かりません。ほかにいた2人のきょうだいは、マシェッテという大きなナイフ(山刀)で殺されました。
難民サイトに暮らす3きょうだい。両親を失い、支えあって暮らしている。
■ この生活に、出口がない。16歳の女の子
16歳の女の子は、お父さんが殺された時のことを毎日思い出しています。お母さんもどこにいるか分からず、悲しくてたまりません。彼女自身は持病を抱えていて、毎日痛みに耐えていると、悪いことばかり考えてしまいます。何かで忙しくして忘れてしまいたいけれど、難民サイトの中では何もすることがなく、まだ16歳なので仕事も見つかりません。この難民サイトから出ていくこともできなくて、出口がないように感じています。
■ 22歳で一家の大黒柱。平和と仕事がほしい
22歳の青年は、以前は大学に行き、デザインやITの勉強をしていました。大学のコンテストで優勝し、賞品としてマックブックをもらいました。ぼろぼろになって使えないマックブックを、今も大事に持っています。妹と弟を養うために、今は、支援物資を運ぶ仕事を月給1000円ほどでやっています。
彼に「今一番必要なものは何ですか?」と尋ねると、「一番は、平和だ。平和と仕事がほしい」と答えてくれました。
” いつもいつも、「私を助けて」と言うこと自体が、自分の心が痛むから、平和と仕事がほしいのです。 ”
テラ・ルネッサンスは、紛争を終わらせ、紛争で傷ついた人々が自立していくために取り組んでいます。
どうか、私たちの活動にご協力をお願いします。
戦場で足を失くした元少女兵の今
元こども兵社会復帰支援の現場から
ウガンダでは、子ども時代に武装勢力に誘拐され、兵士として戦わされてきた元子ども兵たちに対し、職業訓練や識字教育などを通した社会復帰支援を実施しています。
洋裁の技術を学ぶ元子ども兵。テラ・ルネッサンスでは洋裁や木工などの技術とともに、ビジネスの知識を教えている。教育の機会を奪われた元子ども兵は、読み書き算数を習っていないことが多く、学ぶことは多い。3年間のコースでみっちり勉強しながら、社会性も身に着けていく。テラ・ルネッサンスが元子ども兵の自立支援を行っている施設「スマイルハウス」。
先日、卒業生である元少女兵に会いに行きました。
彼女は、15歳の時に誘拐され、少女兵として9年間、反政府武装勢力LRA(神の抵抗軍)に拘束されてきました。
"誘拐された翌年、地雷により左足を切断。
その後、軍内での強制結婚により、子どもを出産しました。"
24歳の時に保護され、家に帰ることが出来ましたが、片足は義足、子どもを抱えての暮らしは、簡単なものではありません。
彼女は帰還から2年後にテラ・ルネッサンスと出会い、私たちの社会復帰支援を受けます。
卒業後は、習得した洋裁の技術を用いて洋裁店を開業。様々な困難を乗り越えながら子どもたちを育て上げ、今では孫も生まれ、幸せに暮らしています。
写真中央が、孫娘を抱える元少女兵
勉強し、技術を身につけ、何かができるようになる。仕事を得て、自分と家族を養っていけるようになる。自立するほどに自尊心が高まり、友人が増え、地域の中に溶け込んでいきます。やがて、支援を受けた彼ら・彼女らが、周りの人々を、コミュニティを支える側になっていくのです。
平和をつくるテラ・ルネッサンスの活動に、どうかご支援をお願いします。
平和をつくる。そのために──
テラ・ルネッサンスが取り組む社会復帰支援事業は、紛争によって心身に深い傷を負った人々が、もう一度自分らしい人生を取り戻すことができる場所です。
かつて武器を手に戦わされた元子ども兵たちが、安心して学び、働き、自立した生活を送れるようになること。それは、単に個人の回復に留まらず、地域社会の安定と、将来の紛争の予防にも繋がります。
教育を受け、手に職をつけることで、彼ら・彼女らは未来への希望を見出し、尊厳を取り戻すことができます。そして、地域社会の一員として、新たな人生を歩み始めるのです。
それは、紛争の連鎖を断ち切り、平和な社会を築くための、着実な一歩となります。
どうか、紛争の被害に苦しむ人々が、自らの力で未来を切り開けるよう、私たちの活動にご支援をお願いいたします。
ウクライナの人々のためにマフラーを編んだ、元少年兵のウイリアムスさん
あなたの寄付で、できること
各地への支援を継続し、ともに乗り越えるために、この夏、1,300万円の資金を集めています。
お寄せいただいたご寄付は、今起きている紛争を終わらせること、そしてその紛争によって被害を受けている人々、さらに、過去の紛争によって残された地雷や不発弾の影響を受けている人々が、安心して暮らせる環境を整えるために、大切に使わせていただきます。
ぜひ「寄付」という形で私たちの活動を応援していただけないでしょうか。
夏季募金キャンペーンへのご理解・ご支援をお願い申し上げます。
認定NPO法人テラ・ルネッサンスとは
『すべての生命が安心して生活できる社会(=世界平和)の実現』を目的に、2001年に鬼丸昌也によって設立。現在では、カンボジア・ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ・コンゴ・ブルンジでの元子ども兵の社会復帰支援をはじめ、難民や紛争被害者らへの支援を実施。また、日本国内では、平和教育(学校や企業向けの研修)や、岩手県大槌町で大槌刺し子を運営。
主な受賞歴:
「地球倫理推進賞」(社団法人倫理研究所)
「地球市民賞」(独立行政法人国際交流基金)
「エクセレントNPO」組織力賞ノミネート(エクセレントNPOを目指そう市民会議)
「社会貢献者表彰」(公益財団法人社会貢献支援財団)
「日経ソーシャルイニシアチブ」国際部門賞ファイナリスト(日本経済新聞社)
「企業価値認定」(一般社団法人企業価値協会)
第4回ジャパンSDGsアワード副本部長(外務大臣)賞
第52回毎日社会福祉顕彰
第1回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞
など。国連経済社会理事会特殊協議資格NGO。
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世界10カ国の活動地からの報告や、海外駐在員の素顔、支援を受けた方々の声などをお届けしています。メールマガジンでしか知れない特別なお知らせもありますので、ぜひご登録ください。
夏季募金キャンペーンへのご参加方法
<募金する・毎月の寄付をする・返礼品を受け取る>
当会は認定NPO法人であり、ご寄付は税控除(税制の優遇措置)の対象となります。
「今回だけの寄付」で、募金をする。「毎月の寄付」で継続的な支援をする。2つのご支援方法は、お気持ちに沿って組み合わせていただけます。
また、ふるさと納税を利用される方は、”佐賀県 NPO指定” の返礼品をお選びください。あなたのふるさと納税の85%が、テラ・ルネッサンスの活動へのご支援となります。
\今すぐご参加ください /
※「今回の寄付」で郵便払込票をご希望の方は、お問合せフォームよりお知らせください。お問合せフォームへ >
ご不明点等ございましたら、テラ・ルネッサンス京都事務局までお問い合わせください。TEL:075-741-8786 (平日10時~18時)
※寄付金の控除額には一定の限度額があります。詳細は、最寄りの税務署にお問い合わせいただくほか、ふるさと納税の場合は、総務省の「ふるさと納税ポータルサイト」をご覧ください。
■「今回だけの寄付」で募金する
平和をつくる活動を加速するため、お力を貸してください。金額は自由に、決めていただけます。
●例えば、あなたの今回の寄付でできること



■「毎月の寄付」で継続的に支援する
1,000円をひと口とした継続的な「毎月の寄付」で、紛争で傷ついた人々の自立を支えてください。継続的なご寄付は安定した支援につながります。月々無理のない金額で「毎月の寄付」をしていただき、余裕のあるときに「今回だけの寄付」も行うなど、お気持ちに沿ったご支援をしていただけます。また、途中で金額の変更も可能です。
●例えば、あなたの毎月の寄付でできること



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