ラオス Laos
戦争の爪痕が残る大地で、
『見えない爆弾』から子どもたちの未来を守る。
ラオスの基本情報

- 面積
- 237,000平方キロメートル
- 人口
- 758.2万人 (2023年ラオス統計局)
- 首都
- ビエンチャン
- 民族
- ラオ族(全人口の約半数以上)を含む計50民族
- 言語
- ラオス語
- 宗教
- 仏教
ラオスが抱える課題
なぜ、支援が必要なのか
東南アジアの内陸国ラオスは、「世界で最も爆撃を受けた国」という悲しい歴史を背負っています。ベトナム戦争中、隣国ベトナムへの補給路(ホーチミン・ルート)を遮断するため、ラオスは米軍による9年以上にわたる大規模な空爆を受けました。
この爆撃で投下された200万トン以上の爆弾のうち、約30%(約8,000万個)が不発弾として今なおラオス全土に残っていると言われています。これは、当時のラオスの人口(約300万人)で計算すると、国民一人当たり約1トンの爆弾が投下されたことになります。
これらの不発弾は「UXO(Unexploded Ordnance)」と呼ばれ、現在もラオス国民の生活を脅かしており、不発弾除去には数十年から数百年の時間がかかると言われています。


特に危険に晒されているのが、何も知らずに不発弾を遊び道具にしてしまう子どもたちです。また、農業を営む人々も、畑を耕す際に爆発事故に遭う危険と常に隣り合わせです。この「見えない爆弾」の恐怖は、人々の命を脅かすだけでなく、国の発展を妨げる大きな要因となっています。不発弾の脅威から子どもたちの命を守ること。そして、人々が安心して土地を耕し、生計を立てられる未来を築くこと。そのために、ラオスでは専門的な知識に基づいた長期的な支援が不可欠です。
テラ・ルネッサンスの取り組み
安心して生活できる未来を育む
テラ・ルネッサンスは、ラオスで不発弾の被害に苦しむ人々の自立を支援しています。私たちの活動は、不発弾の危険性を伝え、子どもたちの命を守る「不発弾回避教育」と、被害者やその家族が爆発リスクの少ない方法で収入を得るための「生計向上支援」を2つの柱としています。
「安心して暮らす環境」をつくる
子どもたちが不発弾の危険性を正しく理解し、自らの命を守れる環境をつくります。
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子どもたちの命を守る「不発弾回避教育」
ラオスでは、子どもたちがどこにあるかわからない不発弾の脅威と隣り合わせの生活を強いられています。テラ・ルネッサンスでは、特に好奇心旺盛な幼児期の子どもたちや、ラオス語を話すことができないマイノリティの子どもたちを対象とし、不発弾の危険を伝える「回避教育」を実施しています。小さい子どもたちにもわかりやすいイラストやデザインを刷新した新しい教材を開発したり、支援終了後も現地の先生や村のボランティアが教育を継続できるよう、指導者向けの研修にも力を入れています。
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学びと情報発信の拠点「UXO/EORE情報センター」
2024年5月、不発弾に関する情報発信や学習の拠点となる「UXO/EORE情報センター」を新設しました。地域の学校のスタディーツアーや、住民向けのワークショップを開催するなど、「学べる観光地」としての役割も担い始めています。
「未来をつくるチカラ」を育む
ラオスの人々が不発弾事故のリスクが高い土地を耕すことなく、安全に収入を得られる道を拓いています。
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土地を耕さない多様な生業で、未来を拓く
不発弾の危険が残る土地で、人々が安全に、そして安定した暮らしを築けるように、養蜂や養鶏、洋裁など、それぞれの世帯の状況に合わせた多様な自立支援を行っています。特に、養蜂支援においては、ハチミツの加工・販売・展示の拠点となる「養蜂センター」を開設し、地域農家をはじめとする地域の人々が活用できる地域コミュニティのハブとして機能しています。こうした取り組みは、単に収入を得る機会を提供するだけでなく、地域に持続的な産業を育て、不発弾被害からの「生活の再構築」を支える基盤づくりを推進しています。
現地の想いと声
スアヤさん
不発弾爆発事故を乗り越えて。スアヤさんの挑戦
私の名前はスアヤ、32歳です。8年前のあの日、私は焼畑でトウモロコシを植えるため、乾燥した草を取り除く作業をしていました。乾燥した草を一つ一つ燃やしていたその時、突然、「ドーン!!」という、ものすごい爆発音が響き渡りました。次に目を覚ました時には、私はすでに病院のベッドの上でした。家族に「私に何があったの?」と尋ねると、「不発弾(UXO)の事故に遭ったんだ」と告げられました。あの事故以来、私は心から健康だと感じられなくなりました。今も体の中に爆弾の破片が残っていて、古傷が常に痛むのです。以前のように家族を助けることもできなくなってしまいました。自分の人生に対して、申し訳ない気持ちと、失望感でいっぱいでした。
でも、私は諦めません。テラ・ルネッサンスと出会い、ご支援をいただき、今の私の夢は、もっと裁縫の技術を身につけることになりました。スキルアップして収入を増やし、子どもたちの教育を支えたい。それが今の私の最大の願いです。ご支援ありがとうございます!
パット・マイチャンターン
(ラオス事務所スタッフ)
私は、テラ・ルネッサンスのドライバーとして、故郷ラオスの希望を運び続けています。私の使命は、政府関係者やスタッフを、不発弾の脅威が残る道の先にあるプロジェクト現場まで、日々、安全に送り届けることです。ハンドルを握ることは、単なる運転ではありません。それは、未来を創るための架け橋です。不発弾回避教育の現場へは、小さな命を守る希望を運びます。養蜂や生計支援の村へは、被害者とその家族の自立を支える、確かな技術を届けます。この活動を通して、故郷の発展という土台を築く一員であることに、私は深い誇りを感じています。私の手にするこのハンドルに、故郷の未来がかかっている。それが、私の揺るぎない使命であり、最高のやりがいです。
あなたも、平和の担い手になりませんか。
あなたのご支援が、一人ひとりの未来をつくるチカラになります。

3,000円の寄付で…
ラオスの子どもたち30人に不発弾の危険を伝える教科書を届けることができます。

5,000円の寄付で…
不発弾の被害や貧困に苦しむ家庭へ、養蜂を始めるための巣箱を支援ができます。
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