ウクライナ・ハンガリー Ukraine/Hunagary
「戦禍の日常に、希望の灯を。」
故郷を追われた人々と共に、未来を再建する
ウクライナの基本情報

- 面積
- 603,700平方キロメートル(日本の1.6倍)
- 人口
- 4,159万人 (クリミアを除く)(201年ウクライナ国家統計)
- 首都
- キーウ
- 民族
- ウクライナ人(77.8%)、ロシア人(17.3%)、ベラルーシ人(0.6%)など
- 言語
- ウクライナ語(国家語)、その他ロシア語 など
- 宗教
- ウクライナ正教及び東方カトリック教など
ウクライナが抱える課題
なぜ、支援が必要なのか
2022年2月24日、ロシアによる軍事侵攻が開始され、ウクライナの人々の平和な日常は一変しました。今この瞬間も、多くの人々が命の危険に晒され、故郷を追われています。
戦争は、都市やインフラを破壊するだけでなく、人々の心にも深い傷跡を残します。家族や友人を失った悲しみ、いつ終わるとも知れない戦闘への恐怖、そして徴兵による働き手の不足や物価の高騰は、人々の生活を極限まで追い詰めています。
この戦争によって、多くの人々が国内で、あるいは隣国ハンガリーなどで避難生活を余儀なくされています。彼らが必要としているのは、食料や医薬品といった緊急の物資だけではありません。失われた日常と心の平穏を取り戻し、再び自らの足で生活を再建していくための、長期的な支えが求められています。

テラ・ルネッサンスの取り組み
戦禍の日常に寄り添い、未来への礎を築く
テラ・ルネッサンスが活動するのは、ウクライナ西部のザカルパッチャ州(トランスカルパチア地方)です。世界中から支援が集まる中、この地域ににはほとんど支援が届いていません。西部には支援団体やボランティアの姿はほとんどなく、ウクライナ東部や中央から避難してきた人々は過酷な環境での生活を強いられています。シャワーやトイレ、寝床はなく、食事は1日1回、停電になったら真っ暗で、水道が止まることもあります。
西部への支援がほとんど行われていない原因の1つは、情報不足です。国内避難民に関する情報は、周辺国に避難している難民の情報に比べあまりにも少なく、その実態はほとんど知られていません。情報不足により関心が薄く、支援の必要性も問われず、まるで忘れ去られたかのように、「支援の空白地帯」になってしまっているのです。
「安心して暮らす環境」をつくる
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心と体を支える生活支援
ウクライナ西部のザカルパッチャ州では、7つの拠点で支援を実施。炊き出し拠点「キッチンポイント」では、週2回・約300人分の温かい食事を提供しています。対象者の中心はこの地域に取り残された高齢者の方々です。食事を手渡す際の対話は、人々の心理的な負担を和らげる大切な機会にもなっています。また、冬には薪を配るなど、季節に応じた物資支援も行っています。また、同様の活動をハンガリー国内においても行っています。
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復興を見据えた総合福祉センターの建設
戦争被害者の生活再建と福祉向上を目指し、ウクライナ西部ベレホヴェ市に「総合福祉センター」を建設しています。この建設は、現地の業者や作業員の手によって、建設されました。センターは、地域住民に食事を提供するキッチンポイントが整備されたり、託児所、デイケア施設としても活用されます。
「未来をつくるチカラ」を育む
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人々の主体性を尊重し、生活再建への一歩を支える、
社会貢献型現金給付「CSCs」炊き出しや薪づくり、手工芸品の制作など、避難している人々自身が社会貢献活動に参加し、その対価として現金を受け取る「CSCs (Cash for Social Contributions)」という仕組みを導入しています。これは、生活の下支えとなるだけでなく、人々が支援の受け手にとどまらず、主体的にコミュニティに関わることで、尊厳や生きがいを取り戻すことにも繋がっています。
現地の想いと声
スコロパーツキ・アドリエン
(ウクライナ現地スタッフ)
ウクライナで温かな一食を届け続ける。
戦争勃発当時、小学校教員であり三児の母であった私は、テラ・ルネッサンスのウクライナ国内における難民救援活動を、初期の頃から無償のボランティア要員として応援しておりました。スタッフというよりも、テラルネのローカルパートナーである、東方典礼カトリック・カリタス(注:キリスト教の慈善団体)の代表を務めるペーテル神父の妻として、夫やコーシャ氏、そしてほかの地元スタッフを2022年からの二年間、背後で支えておりました。
転機が訪れたのは2023年の暮れです。勤めていた現地の小学校が、通学児童が減った事によって縮小され、教師としての仕事が出来なくなってしまったのです。父親や祖父が徴兵されたり、より安全な地を求めて生まれ育った故郷を去ったり、長年続く戦争によって地元の学校に通う生徒は半減してしまいました。新しい勤め先を探していた私を、テラ・ルネッサンスが雇ってくれるようになり、現在は炊き出しを行っている六つのキッチンのコーディネーターとして働いております。
この仕事に就いて早二年になりますが、予算の縮小やインフレによる価格高騰の対応に追われています。また、地域全体において高齢者や病人が多く、働き手となるスタッフの確保が難しいため、これも重要な任務の一つです。主婦としての経験を活かし、いかに必要な食材を調達し、安価で栄養のある食事を必要としている方々に提供できるかが、腕の見せ所だと思って毎日頑張っております。
日本をはじめとする皆さまの心温まるサポートによって、何とか今までやってこられました。どうか、これからもご支援いただけますよう、心より願っております。
コーシャ・バーリン・黎
(ハンガリー事務所スタッフ)
認定NPO法人 テラ・ルネッサンスはウクライナとロシアの戦争が始まった直後に、2022年2月末から支援活動を開始しました。
私自身も、この時期にテラ・ルネッサンスの一員となり、ウクライナ支援の最前線において、多くの方々に支えられながら活動してまいりました。
当初はウクライナと国境を接するハンガリー東部で、際限なく押し寄せてくる難民たちのために食料や毛布等を提供していましたが、同年四月からはウクライナ国内で暖かい食事と支援物資の提供を、東方典礼カトリック教会の神父達と共にはじめました。
五年目となった現在、ウクライナ西部のザカルパッチャ州において6つのキッチンを教会と共同運営しており、対象者には週2回の炊き出しを行っています。特に農村部は平均所得が少なく、病人や高齢者が孤立し、非常に苦しい生活を余儀なくされています。餓死者を出さないよう、年間で延べ二万食分を四年間に渡り、一人一人に無償で届けてきました。また、冬場は特に寒いため、防寒具のほか百トンあまりの薪も配布してきました。
認定NPO法人テラ・ルネッサンスが一番心掛けているのは、ただ単に支援物資を提供する事ではなく、最も必要としている方々に、心を込めて直接届けるという事です。
戦時中の国では、前線で戦う兵士のみならず、そこに住むすべての人が巻き込まれてしまう事を目の当たりにし、心を痛めています。低所得、低学歴、高齢者といった、社会的に脆弱な方々が一番影響を受けております。特に高齢者たちは、今まで生活を支えてくれていた息子や孫たちが徴兵され、どこにも逃げられず、取り残されてしまっています。
日本の皆さまのご支援によって、平和が訪れるその時まで彼らの命を繋ぎ、家族がまた笑顔で再会できるよう、今後とも誠心誠意頑張っていきたいと思います。
人種や思想や宗教に関係なく、全ての人が安心して暮らしていけるよう、是非応援していただけると幸いです。
あなたも、平和の担い手になりませんか。
あなたのご支援が、一人ひとりの未来をつくるチカラになります。

3,000円の寄付で…
ウクライナで避難生活を送る方々へ、温かい炊き出し10食分を届けることができます。

10,000円の寄付で…
働くことが困難な高齢者や障がいのある方の世帯へ、ウクライナの年金1ヶ月分に相当する現金を給付できます。
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