【カンボジア】From soccer field to rice field! 実践を通じた未来のリーダーたちの学び
【2025年1月 活動レポート/カンボジア】
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こんにちは。カンボジア事務所の津田です。今月は、農村変革リーダー育成事業の様子をお伝えします。
1)命と向き合い、課題解決を学ぶ
仔犬くらいの大きさの時から、訓練生みんなで大切に育ててきた2頭の豚。以前のレポートでもご紹介しました豚ですが、この2頭が、病気になってしまいました。
村の獣医を呼び注射をしたり、薬草を飲ませるなど看病を続けましたが、その甲斐なく、つがいの2頭とも息を引き取りました。
残念な結果となりましたが、重要なのは原因の究明と、再発防止です。農業専門家の見立てによると、豚は最初に風邪を引き、体力が落ちたところに豚熱を発症したようです。感染経路としては、隣接する豚小屋からの伝染や、保菌可能性のある市場の豚肉の残飯を餌としてあげたことが関連していると考えられます。対策として、今後は豚に残飯をあげないことや、風邪を引かないよう寒い夜には火を焚いて豚を暖めることなどが挙げられました。
訓練生たちには、飼育や栽培がうまくいかない時、「よく分からないけれど死んでしまった。」で終わらせてしまうのではなく、「なぜそうなったか?」「次はどうするか?」と論理的に考える機会になったと思います。
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【豚に注射する訓練生】
2)From Soccer Field to Rice Field!
訓練センターには、かつて孤児院だった頃に子どもたちが駆け回っていた小さいながら素敵な芝生のサッカーコートがあります。しかし、現在のミッションは「農業訓練」です。
そこで、このサッカーコートを耕起して、稲を植えることにしました!籾を水につけ、発芽したものを苗代に撒いて苗を育てます。そして、今月ついに田植えをすることができました!
小さな田んぼのため、機械は使わず、訓練生とスタッフで手作業で行いました。訓練生たちは、さすが村の出身で、手つきは慣れたものです。私も参加しましたが、訓練生にやり方を教えてもらってはダメ出しされていました。
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【田植えの様子】
午前中の涼しい時間に作業をし、3日ほどで田植えが終わりました。小さな田んぼでも、美しい緑の、自分たちで植えた稲が並んでいる姿をみると爽やかな気持ちになります。
今では、「サッカーフィールド を ライスフィールド にした!」というのが訓練センターでのお決まりのジョークになりました。
稲作訓練には、稲作の実践訓練の側面もありますが、もう一つは、食糧自給と収益化の目的もあります。数年後には、訓練生たちが毎日食べるお米も、自給できるように続けていきたいと考えています。
他の野菜や家畜も含め、自給で支出を減らし、余剰分を販売して収入を得ることで、農業訓練センター自体を、テラ・ルネッサンスの支援がなくても継続していける自立の状態にできるよう、その構想に向けてひとつずつ取り組んでいます。
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記事執筆
海外事業部 カンボジア事業
津田理沙







