【2025冬・キャンペーンブログ vol.4】8000万個の不発弾が眠る故郷で―― 「終わらない紛争」と生きるための教育
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執筆:インターン 平松・星 |
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〇ラオスの「今」
2025年に日本と外交70周年を迎えたラオス。
アジア最後の桃源郷とも呼ばれ、豊かな自然や美しい寺院が目を引く一方、世界で最も爆撃を受けた国という一面も持っています。
ベトナム戦争中の1964年から1973年の9年間で、200万トン以上、2億7000万発のクラスター子爆弾が投下され、現在も約8,000万個の不発弾がラオスの大地に残っていると言われます。
不発弾は広範囲に散らばっており、また一見するとボールのように見えたり、地中に埋まっていたりします。
そのため、子どもが外遊び中に誤って拾ってしまったり、大人が畑を耕す際に爆発に巻き込まれて、手足を失ったり、失明するといったケースが今でも後を絶ちません。
停戦合意によって「終わった」と見なされてしまう紛争。
しかし、紛争の被害は戦後50年を迎えてもなお「終わっていない」のです。
「終わらない紛争」と暮らさなければならない人たちのために、テラ・ルネッサンスは活動を続けています。
〇テラ・ルネッサンスの取り組み
テラ・ルネッサンスは、2020年より、ラオスの中でも特に爆撃被害の激しいシェンクワン県での活動を始めました。

【爆弾が投下された地点を表すラオスの地図。 青い円で指しているのがシェンクワン県】
- 不発弾回避教育
不発弾の被害者の約45%は子どもたちです。子たちが不発弾から命を守る唯一の方法が「不発弾回避教育」です。文字の読めない未就学児でも分かるよう、パズルや紙芝居、歌を使った不発弾回避教育を行っています。
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- 養蜂・養鶏
たとえ不発弾の残る土地であっても、人々は生活のために土地を耕さなければなりません。また、近年減ってはいるものの、危険を承知で不発弾の金属片を売ろうとする人々もいます。こういった教育だけでは解決できない、生計向上のための支援として、養蜂・養鶏プロジェクトを行なっています。養蜂や養鶏は土地を耕す必要がないため、大人たちが不発弾に巻き込まれるリスクを減らせます。このプロジェクトによって、不発弾の被害を減らすとともに、人々の貧困の連鎖を断ち、子どもたちのさらなる教育機会の拡大を目指しています。
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〇イベントより
12月15日、オンラインイベントを開催し、前ラオス事業プロジェクトマネージャーである飯村が、「不発弾回避教育プロジェクト」や「養蜂プロジェクト」についてお話しました。
このイベントのテーマとなったのが”終わらない戦争”。ベトナム戦争時、アメリカによってラオス国土に投下されたクラスター爆弾2億7000万発といわれ、これは第二次世界大戦で使われた爆弾の総量と同等かそれを上回る量といわれています。そのうちの30%、8000万発が不発弾としてラオスに残されています。そして、この不発弾をすべて取り除くには、1000年以上かかると言われています。
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不発弾がなければ、こどもたちはもっと自由に大地を駆け回れただろうし、不発弾回避のための勉強をする代わりに、音楽や美術を勉強できただろう。
戦争から50年近くなった今、罪のない住民、子どもたちが不発弾の被害に遭い続けているという現実には、本当に胸が痛みます。
「もし今日紛争・戦争が終わっても明日も50年後も2000年後も平和は来ないし、失われた命・平和な大地は戻って来ない。」
飯村さんの言葉が強く心に響きました。
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〇冬季募金キャンペーン2025「紛争を終わらせる。~その歩みを止めないために~

テラ・ルネッサンスでは2025年11月11日から2026年1月15日まで冬季募金キャンペーンを実施しています。
皆さまからお寄せいただいたご寄付は、今、世界で起こっている紛争を一つでも終わらせるために、そして、紛争の被害を受けた方々の自立支援をはじめ、テラ・ルネッサンスのすべての事業で、大切に使わせていただきます。
長年続く紛争を終わらせる。これはテラ・ルネッサンスの「願い」でもあり「誓い」です。そのために皆さんの力をお貸しください。
▼冬季募金キャンペーン2025▼
[実施期間]11/11 - 1/15
[目標金額]50,000,000円
詳細はこちら:
https://www.terra-r.jp/tokibokin2025.html










