【ブルンジ】ゆらゆら揺れる支援対象者の生活

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【ブルンジ】ゆらゆら揺れる支援対象者の生活

【2024年1月 活動レポート/ブルンジ】

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子どもが学校に通えるようになるために小規模ビジネスの支援を受けたアンナさん(仮名)。

昨年5月に開業してから5ヶ月間ほどは順調にビジネスを行い、支援を受ける前は約400円だった月収が、約5倍の2000円になっていました。

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【アンナさんと子ども達。支援を受ける前に住んでいた家の前で記念写真

 

しかし彼女が体調を崩し、昨年10月には息子が睾丸摘出手術を受けなければならない病気にかかってしまいました。その医療費(初診の診察代・他県大型病院への交通費等)に貯金全額を費やし、10月以降はビジネスができず利益が0、ほとんど以前の生活に逆戻りになってしまいました。

 

また息子の手術代は約15,000円と平均月収の7ヶ月分だったため、当然彼女が支払うことはできず、弊会から急遽医療支援を届けることにしました。日本のような先進国と比較すると国民への福利厚生がより整っていないブルンジにおいて、支援対象者の多くは生活の中のあらゆるリスクと隣り合わせで暮らしています。

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病院のベッドに横たわるアンナさんの息子とフォローアップ中の現地スタッフ

 

こうした状況を受けて、彼女の開業資金としてキープしていた残りのビジネス資金約9,800円(200,000BIF)の追加支援を行いました。また、彼女は以前ビジネスの利益で購入した家畜飼育もしながら、現在は複数の収入源や繋がりによって暮らしを成り立たせています。

 

こうした生活を彼女をはじめとする支援対象者はどう感じているのか、質問したことがあります。

 

  • (駐在員)「ビジネスを頑張って少し生活が良くなったと思ったら、家族の病気や親族のお葬式といった大きな出費があると、またすぐ資金がなくなってなかなか生活が安定しないよね。みんなはそんな現状をどう感じている?」
  •  
  •  (対象者)「仕方ないよ、努力はしているけどそういうものだから。でも前はいつ死んでもおかしくなかった。食べ物も石鹸もないし、希望もなかった。でも今は他の支援対象者との繋がりがあって、側にいてくれるテラ・ルネッサンスがいて、少なくとも希望がもてる。だから感謝してるの、ありがとう」
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【駐在員川島とアンナさん

 

こんな言葉を返してくれました。私たちはいつまでも側にいるわけではなく、いつまでも追加の支援をすることもできません。

 

ただ、今よりも生活が安定して、支援対象者たちがレジリエントで自立した生活を送れる十分な基盤が整うまで、もう少しフォローアップと必要な支援を届けていきたいと強く感じる出来事でした。

 

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記事執筆/

海外事業部アフリカ事業担当

川島綾香

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