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【ラオス】学校での回避教育

【アジアレポート/2022年5月_Topic02】

 

【アジアレポート/2022年5月_Topic02】


これまで、不発弾回避教育のことを英語では『Mine Risk EducationMRE)』という言葉で表してきました。Mineとは地雷のことで、地雷のリスクを学ぶ教育という意味です。しかし近年は『Explosive Ordnance Risk EducationEORE)』という言葉をよく使うようになっています。これは爆発物のリスクの教育ということで、爆発物回避教育とも呼ばれることがあります。

他団体では、主に小学生以上を対象にEOREを行っているのに対し、テラ・ルネッサンスは幼稚園児や村の35歳の幼児も対象としています。ラオス不発弾処理国家統制機構(NRA)の局長は、34歳児のEOREの理解度を懸念されていましたが、私からその効果についてご説明したところ、納得いただけたようでした。そして、次の事業の継続にも協力してくださるということです。

↑鍬ではなく鋤を使おうという歌(幼児に合った歌か?)

確かに3〜4歳児ですと、不発弾の危険性についての理解にかなり個人差があります。しかし、今すぐには理解できない子でも、定期的にEOREを受けることで、理解が深まり、定着すると考えています。地震が多い日本では、幼稚園でも避難訓練が行われていますが、継続は力なりで、幼いころからの繰り返しにより幼稚園児が避難方法を身につけるように、私たちのEOREも効果が出ています。

↑幼稚園児に不発弾の紙芝居の読み聞かせをするスタッフ

ラオスの特に地方では、みんなが幼稚園に通える訳ではありませんが、近年は多くの小学校に、年長組にあたる小学校準備クラスが併設されるようになりました。私はEOREを通して現場の先生と話す機会も多いのですが、教室の不足や何年間もほぼ無給で教えている採用割り当て(Quota)待ちの先生が多くいるのは、大きな問題です。文具や教材、制服も十分とはいえませんし、先生方は遊具も欲しいと言っています。学校によっては、児童数百人あたり2-3室のトイレしかない場合もあり、トイレに長蛇の列ができることも。

ここラオスにおいても、やはり教育は国家の基盤だと思います。子ども達がより良い環境で学べるように、そしてまずはEOREにより爆発事故に遭わなくなるように、スタッフ一同日々活動を続けています。

 

↑児童400人以上に対し、トイレ3室

↑ブランコらしき遊具

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記事執筆/

海外事業部

飯村 浩

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