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【ウガンダ】南スーダン難民の方たちの学校再開後のビジネス

【アフリカレポート/2022年2月_Topic02】


2016年に南スーダンの紛争激化を受けてウガンダに逃れてきた南スーダン難民の方々に自立支援を行い、そのフォローアップを行なっています。



今回、テラ・ルネッサンスがアジュマニ県で行った職業訓練と開業支援を受けて、難民居住区で編物の仕事をしている難民の方たちの様子をお伝えします。編物店では、手動でセーターを編める「編み機」を使って、幼稚園の児童が制服として着るセーターを作っていました。
【アフリカレポート/2022年2月_Topic02】

↑編物店で仕事をしている様子

彼女たちはセーターをお客さんに作る仕事をして家族を支えていた所、コロナ下で大きな制約を受けました。特に学校が閉鎖されたことで、大口の学校からのセーター受注ができなくなり、個人のお客さんにセーターを売っていましたが、全体的に経済活動が落ち込んでいるため注文の量も少なくなりました。

 

また必需品の物価や交通費が上がったり、ウガンダは閉校した期間がアフリカの中でも最も長く、厳しい期間となりましたが、2022年1月からようやく幼稚園・小中学校も再開しています。

↑セーター制作の様子


↑セーター制作の様子

余談ですがこの「編み機」は日本から来たもので、レバー等の説明が日本語で、写真のようにJISマークも付いています。

↑制作した幼稚園のセーター

編物店で話をすると、

「今回制作するセーターで収入を得て、材料の糸をまた買いたい。

今年はもっと注文を受けられると思う。ご近所さんも注文したいと言ってくれている。学校も再開したのでそこからも注文を受けていきたい。」

と、家族を支えるための収入を得ながら、次のビジネスのことも考えていました。

 

ウガンダではまだ影響を受けていますが、学校も再開されて、子どもたちが元気にグラウンドで走ったり、友達と話しながら通学したり、夜間外出禁止など時間制限を受けることなくお店やビジネスをする状況が戻ってきています。

 

今後も引き続き、必要なフォローアップを行なっていきます。

 

日本の皆さまにはいつも応援いただき、本当にありがとうございます。

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記事執筆/
海外事業部
鈴鹿達二郎

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