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【カンボジア】在来のミツバチの養蜂を通して、村人たちの生活を回復

【アジアレポート/2022年1月_Topic02】

 

カンボジア、バッタンバン州ロカブッス村のモデルファームで、12月末から2群の東洋ミツバチを捕獲できました。

 

東洋ミツバチは、カンボジアに生息しているミツバチの一種です。

 

【アジアレポート/2022年1月_Topic02】

 ロカブッス村のモデルファームで植えている花に飛び回る東洋ミツバチ

 

誘引剤を巣箱に設置し、12月末に1群が入居し、1月始めに2群目が入居しました。

2020年から花を養蜂場の周りに植えており、ミツバチも蜜や花粉を集めにきています。

↑ロカブッス村のモデルファームの中にある養蜂場に設置している東洋ミツバチの巣箱の様子

 

また、カムリエン郡のハリナシミツバチの養蜂をしている障害者世帯のモニタリングと分蜂を、農業専門家のスーン氏が実施しています。

↑障害者スン・シエンさん(写真右から2番目の男性)の世帯のハリナシミツバチを分蜂をする農業専門家のスーン氏(写真手前)


UNESCOの養蜂事業でハリナシミツバチのコロニーの注文が入っており、障害者世帯は、コロニーを分蜂し、コロニーを増やすことで、増やしたコロニーを2022年3月に販売し、収入になる予定です。

 

2019年に養蜂を始めたスン・シエンさんは、水不足に直面して、コロニーが弱っていましたが、2020年、2021年と回復して、分蜂を継続することができています。

 

1月にも3世帯で蜂蜜を収穫できましたが、2月には再度収穫できる予定です。

 

一部の世帯だけ、問題を抱えているコロニーを発見しましたが、ヤモリなどに女王蜂や働き蜂が食べられて弱くなっている可能性が原因として考えられます。

 

こうした世帯には、ヤモリなどが巣箱の周りに来ないように対策するアドバイスを実施しました。

自然の生態系のなかで、森が少なくなり、自然環境も大きく変化する中、気候変動の影響にもミツバチが大きな影響を受けています。

 

これまでカンボジアでは、豊かな自然環境の中で、野生のミツバチが存在し、その恩恵をカンボジアの人たちも受けてきました。

 

しかし、ここ20年の間に、単一換金作物の大規模栽培で、森が少なくなり、多様性の失われた自然環境の変化のなかで、カンボジアの村人たちも生活も、脆弱になってしまいました。

 

少なくなったミツバチを守り、自然環境を回復することで、カンボジアの人たちの生活も、ミツバチをはじめとした自然と調和しながら、経済も回していく社会を作っていきたいと思います。

 

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記事執筆/

海外事業部アジア事業マネージャー

江角 泰

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