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【カンボジア】自然の循環のなかで生きる生活を取り戻す

【アジアレポート/2021年7月_Topic03】

 

カンボジア、バッタンバン州ロカブッス村で、建設しているモデルファームでは、昨年から養蜂場の設置と花の栽培を開始しました。

 
【アジアレポート/2021年7月_Topic03】

↑ロカブッス村の花壇に咲くヒャクニチソウの花

 

養蜂場には、カンボジアの在来種である東洋ミツバチとハリナシミツバチの養蜂をするための巣箱を設置する場所を建設しました。


6月から事務所で分蜂したハリナシミツバチのコロニーを2箱設置しています。そして、東洋ミツバチの巣箱を2箱設置しましたが、こちらはまだ捕獲はできていません。すでにこのモデルファームの道路沿いに立つ電信柱の穴を出入り口に、中の空洞に東洋ミツバチが営巣しており、分蜂シーズンの始まる11月ごろに分蜂群を捕獲する予定です。
 

↑ロカブッス村に建設した養蜂用の青い建物と花壇の様子

  

一方、花壇には主に5種類の花の栽培をして、7月には満開になりました。

これらの花には東洋ミツバチやカンボジアの在来種の1つであるコミツバチが花粉や蜜を集めに来ている様子が見られました。
 

↑センジュキク(マリーゴールドの一種)に飛来する東洋ミツバチ

 

花が満開になると、ミツバチたちだけでなく、休日に村の周辺に住む若い人たちを中心に、写真を取りに来る人が見られるようになりました。


また、これらの花は、収穫して、モデルファームに隣接するファーマーズ・マーケットで村人たちが、カンボジアに一週間に一回ある仏教の日に販売しています。村人たちは、花を買って、お寺にお供えに行くのです。
 

ロカブッス村のファーマーズマーケットで栽培した花を売る村人
  

まだ蜂蜜の収穫はできていませんが、養蜂のメリットは蜂蜜だけではありません。モデルファームで栽培する糸瓜や冬瓜、きゅうり、茄子、トマトなどの野菜の花の受粉にもミツバチは欠かせません。


1つのものに依存しないことで、自然の大きな循環のなかで、人間もしなやかにその恩恵を受けて、生きていくことができます。対象地域では、単一の換金作物にだけ依存して、失敗した村人たちが多い中で、村のなかにあるものを生かして、コロナ禍でも生き延びられるモデルを提供していきたいと思います。
 
 

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記事執筆/
海外事業部アジア事業マネージャー
江角 泰

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