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【ラオス】不発弾回避教育がついに村で実施!

【アジアレポート/2021年7月_Topic02】


ラオス事業の大きな柱である、幼い子ども向けの不発弾回避教育をようやく始めることができました。ラオスは世界で最も不発弾に汚染された国で、特に北部シエンクワン県は不発弾が多く残っており、爆発事故の被害者の約半数は幼い子ども達です。これまで様々な団体が回避教育を実施してきたために、近年では被害者も大幅に減少してきましたが、爆発事故は未だゼロではありません。また、これまで幼児を対象とした回避教育は実施されてきませんでした。


そこで、テラ・ルネッサンスは3歳から7歳までの幼い子ども達を対象に回避教育を実施することにしました。当初は3歳から5歳までの幼児の予定でしたが、カウンターパートであるラオス不発弾処理統制機構(NRA)やシエンクワン県労働社会福祉局からの要望、事前の意識調査(不発弾に関する知識や理解度の事前調査)の結果も踏まえ、小学1、2年生も対象に加えましたが、幼い子どもに特化した回避教育は前例がないため、これまでスタッフ総出でアイデアを出し合い、様々な分野の人々からのアドバイスを受けて、教材やレッスン方法を作成しました。

 

【アジアレポート/2021年7月_Topic02】

回避教育トレーナー(向かって右、モン族)とアシスタントと紙芝居およびポスター(プーサン村)

 

ラオスは50の民族が暮らす多民族国家で、 シエンクワン県は山岳民族であるモン族の割合が多いのですが、ラオスの国語であるラオ語は少数民族にとっては生活言語ではないため、特に幼い子どもは十分に理解することができず、ラオスの教育レベルが上がらない一因にもなっています。回避教育においても言語が大きな足枷ですが、本プロジェクトではモン族のトレーナーを採用し、「モン語+ラオ語」の回避教育を行うことで、子ども達みんなが理解できる構成にしています。7月はプーサン村、ケオ村、ウィンサイ村で回避教育を実施しました。

↑回避教育を受ける幼い子どもと親たち(ケオ村とウィエンサイ村の合同開催)
 

参加した子ども達が幼いため、集中力に不安があったため、スタッフが工夫し、何度も事前練習を重ね、時間を45分程度に抑えました。その結果、子ども達はみんな楽しそうに回避教育に参加し、レッスン終了後は不発弾に関する質問に元気よく回答していました。


また当初は地方自治体の協力や保護者の参加を懸念していましたが、身近に爆発事故の被害者がいるためか、大人達の関心もとても高く、また村長や村のボランティアも積極的に協力してくれました。

 

ペック郡労働社会福祉課長、村長や村ボランティアも協力得られた
 

コロナ禍で計画より1年も遅れたスタートですが、今までアイデアを出し合い、できることは全てやり、全力で準備を重ねてきたことで、良いスタートが切れたのだと思います。本プロジェクトの回避教育は、まだ始まったばかりですが、これからどんどん進めていきます。
 

↑ウィエンサイ村役場の前で記念撮影(ケオ村とウィエンサイ村の共同開催)
 

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記事執筆/
海外事業部アジア事業担当
飯村 浩

 

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