平和への”願い”と日頃の”感謝”を、お歳暮ギフトに込めて
テラ・ルネッサンスでは、この冬、お歳暮ギフトとしてウガンダコーヒーと刺し子のセットを販売し、【16社/者】から【160件】のお申込みをいただきました。
ご注文いただいた皆さま、ありがとうございました!
▼社会儀礼・習慣に、平和への”願い”を重ねて
日頃お世話になっている方に、感謝を伝えるための[お中元]と[お歳暮]。近年では、虚礼廃止ということで、ずいぶん数は減ってきましたが、大切な習慣として日本社会に根強く残っています。
テラ・ルネッサンスは、SDGs(持続可能な開発目標)の達成期限(2030年)が迫る中、[社会儀礼・習慣を社会化する]ことで、その達成へ寄与出来るのではないかと考えました。
そのきっかけは、テラ・ルネッサンスを法人サポーターとして応援くださる秋田海陸運送株式会社さんと、秋田車両整備株式会社さんが、2020年の[お中元]に、購入代金の一部がテラ・ルネッサンスの支援につながる「ウガンダコーヒー」を選んで下さったことでした。
このコーヒーは、ウガンダで栽培(無農薬・無化学肥料)され、株式会社クリスタルさんが適正価格で調達し、日本にて焙煎加工したものです。コーヒー以外に、テラ・ルネッサンスで洋裁技術を学んだ、ウガンダの元子ども兵が制作したコースターも同封しました。両社の社会貢献の願いと、日頃の感謝を込めて、取引先企業さんへ贈られました。
このことに後押しされ、今冬より、取り扱いを中止していた[お歳暮]の受注を再開することにしました。コロナ禍による不安定な社会情勢の中、金銭による寄付だけでなく、社会儀礼・習慣を社会化することで、社会貢献の窓口を多様化し、より多くの人がSDGsの達成に貢献できる機会を提供したいと考えたからです。
お歳暮ギフトには、ウガンダコーヒーと、刺し子が施されたコースターのセットを用意しました。なぜ、コーヒーと刺し子なのか?そこには、深い深い訳があります。
刺し子のコースターは、東日本大震災から始まった「大槌復興刺し子プロジェクト」が手掛けたもの。岩手県大槌町の被災された女性たちが、一針一針、想いを込めて作っています。
刺し子プロジェクトが始まったきっかけは、東日本大震災が起こった直後、ウガンダからの一本の電話。これまで日本の皆様からの支援を受けてきたウガンダのスタッフや元子ども兵たちが、「あの、日本の優しい人たちが」と、被災する姿に心を痛め、自分たちに出来ることはないかと、募金を募り、日本円にして約5万円を集めました。公務員の平均月収が約7,000円のウガンダからしたら、ものすごい額です。
そこに込められた想いに後押しされ、私たちは東日本大震災の被災地支援をすることを決意しました。
あれから、もうすぐ10年。
世界は新型コロナウイルスという未曽有の危機にさらされています。
今だからこそ、日本も、ウガンダも、どの国も関係なく、互いを想い案じる気持ちを、このお歳暮ギフトに込めました。
お歳暮ギフトに込めた平和への”願い”に賛同いただき、ご注文くださった方々に、心より感謝申し上げます。
日に日に寒さも増し、コロナ禍での漠然とした不安が漂う今、このお歳暮ギフトが届いた先で、ウガンダコーヒーを入れたマグカップを、可愛い刺し子のコースターにのせて、ほっと心と体に灯火がともるような、あたたかなひと時をお過ごしいただけたらいいなぁと、願っています。
▼ウガンダコーヒーとは
https://www.terra-r.jp/icando_ugandacoffee.html
▼ウガンダコーヒー オンラインストア
▼大槌復興刺し子プロジェクトとは
▼大槌復興刺し子プロジェクト オンラインストア
日ごろの感謝の思いを形にできる日本の伝統行事ともいえる「お歳暮」。テラルネもお歳暮ギフトの販売を通して皆さまへの感謝の思いを形に出来たと信じています。
現在、1月末まで「冬の感謝月間2020」として皆さまへの感謝の思いを伝える期間を設けています。特設ページには、元子ども兵や地雷被害者たち、テラルネスタッフの思いやエピソードを綴っています。ぜひご覧ください。
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記事執筆/
啓発事業部 法人連携担当
藤森 みな美