【カンボジア】タイ=カンボジア国境紛争について
【2025年12月 活動レポート/カンボジア】
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こんにちは!カンボジア事務所の津田です。12月は、私たちにとって、緊張と不安の月になってしまいました。
7月に勃発し、しばらく落ち着いていたタイ国境の武力衝突が、12月には再度拡大し、活動地に近い地域でもタイ軍による砲撃が始まりました。村人たちの多くは、家財や家畜・畑を守る人もいれば、他地域のお寺に避難していた人もいました。さらに、12月24日、私たちの事務所があるバッタンバン市からわずか15kmの場所で爆撃があり、カンボジア事務所では、一時業務を停止し、安全確保を最優先とする事態となりました。
その後、12月27日に三度目の停戦合意がなされ、「今度こそ停戦が守られるか?」と緊張の時間が続きましたが、12月31日に、捕虜にされていた18名のカンボジア兵士が釈放されたことで、ひとまず一歩前進できる、安堵感が拡がりました。しかし、2月8日のタイの総選挙があるに伴い、今現在も、引き続き緊張感が続いています。
しかし、活動地のカムリエン郡では、帰還後の困難が待っていました。避難していた村人は、避難所での食糧不足から村に帰還したものの、国境紛争の影響で国境が封鎖され、現金収入が途絶えています。仕事もなく、食べるお米がなく、非常に困窮していました。
そこで、バッタンバン郊外にある「Hope of Children」という孤児院からお米や衣料品をご寄付いただき、特に元々生活が厳しかったプレア・プット村に届けることができました。400kgのお米を、31世帯に13kgずつお配りすることができました。また生活に必須な調味料や衣服もご寄付いただきました。Hope of Childrenにも、国境地域から、子どもたちの家族や親族が避難してきている状況でしたが、この孤児院を長年支援されている日本人の岩田亮子さんという方に、「必要なものを、必要な場所に!」と言っていただきました。テラ・ルネッサンスでは、このご寄付を現地に届ける役割を行いました。このように迅速に配布ができたのも、日頃の皆様からのご支援のおかげです。いつもご支援を賜りありがとうございます。
現在、バッタンバン州内の避難所はほぼ解散しており、課題は、従来タイとの国境地域で生計を立てていた人たちの帰還後の生活です。国境地帯の人たちは、村に帰ってきた後の生活支援が必要になります。現在、どのような支援ができるか、現地スタッフとともに検討を重ねています。
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【お米を受け取ったプレア・プット村の村人たち】
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【洋服を受け取って嬉しそうなプレア・プット村の子どもたち】
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記事執筆
海外事業部 カンボジア事業
津田理沙











