【ラオス】ラオス養蜂事業最終ミーティングの開催

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【ラオス】ラオス養蜂事業最終ミーティングの開催

【アジアレポート/2019年11月_Topic03】

11月14日に2017年10月から実施してきたラオスのシエンクアン県の2村を対象にした養蜂事業”farm miel”プロジェクトの政府カウンターパート機関との最終のミーティングを開催しました。

ビエンチャンの農林省、シエンクアン農林局、外務局、ペック郡長、村人たちなど20人ほどでのミーティングです。事業の最終の報告をしました。

 

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政府関係者との最終ミーティングの様子】

事業の活動は、ほぼ計画通りに実施でき、事業2年目の今年は、2村合計で815kgの蜂蜜を収穫でき、事業実施前から、約2.7倍に増加しました。

対象となるムアン村とポンカム村の67世帯(離村1世帯)のうち58世帯で蜂蜜を収穫できました。目標としていた60世帯の97%を達成しています。

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事業1年目は、天候不順で養蜂シーズンとなる乾季が短く、早くから雨が降り始めたり、寒い気候が続いて、珍しく雪が降ったりしたことも影響し、事業実施前の3分の1の蜂蜜しか収穫できませんでした。

こうした気候の変動は、ラオスだけでなく中国でも起きており、中国では例年の8分の1しか蜂蜜が収穫できなかったようです。

事業2年目には、ほぼ指標に近い蜂蜜の収穫量になったものの、当事業の目標の1つでもあったラオスの豊かな森や環境、村人たちの伝統的で持続的な暮らしを守ることの重要性がよりはっきりしたといえます。

この点は、ラオス政府の農林局やペック郡長さんらが高く評価してくれたところでもありますが、近代的な養蜂技術を取り入れ蜂蜜の収穫で収入を得るだけでなく、森を守ることで蜂蜜をたくさん収穫できるようになることを、事業を通して村人たちが理解してくれたと思います。

 


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【政府関係者とのミーティングの後、養蜂センターを視察するミーティング参加者たち】

当事業で建設した養蜂センターでは、蜂蜜の製品化を村人たちがするプロセシング・ルームと蜂蜜を販売するショールームを設置しました。このミーティングの後に、参加者に養蜂センターを視察してもらいました。

養蜂センターは、パートナーである農林局へ委託し、以前からお願いしていたように農林局から養蜂センターへ2名の職員を派遣してくれることになりました。

現地政府が協力してくれることが、養蜂センターの持続的な運営のためにも不可欠であったため、この農林局の対応には非常に嬉しく思いました。

これから現地スタッフからこの農林局の職員へ引き継ぎを随時していきます。

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記事執筆/
アジア事業部
江角 泰

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