平和教育・地雷・小型武器・子ども兵に取り組む認定NPO法人テラ・ルネッサンス

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【夏季募金2019キャンペーン企画】『私も夢中。 vol.4』

本キャンペーンテーマの「気がつけば、私に夢中。」にちなみ、テラ・ルネッサンスの職員や、テラ・ルネッサンスの日々の活動を支えてくださる支援者さまが、それぞれの夢や目標に向かって「私も夢中。」な姿をお届けしています。

 

今回インタビューを行ったのは、当会の活動をFC(ファンクラブ)会員としてご支援いただいている長谷川 広一(はせがわ こういち)さんです。

自分が何気なくとっている行動が、紛争を生み出しているかもしれない。

自分が何気なくとっている行動が、紛争を生み出しているかもしれない。

———当会をご支援いただくようになったきっかけはなんですか?

長谷川さん:1年程前に、世界会議やその他のイベントを通じてテラ・ルネッサンスの小川代表や栗田さんの講演を聴いたことです。一番心が動いたのは、元子ども兵と、コンゴ民主共和国のレアメタルのお話でした。まさか自分の使っているスマートフォンが武装勢力の資金源になっているかもしれないなんて、講演を聴くまでは全く知らなかったんです。

私はフィリピンに数年程いたことがあるんですが、当時、フィリピンは急速にスマートフォンが普及していく最中で、街中でとても安く、日本円で数千円の値段でスマートフォンが買えたんです。何でこんなに安いんだろう、と当時疑問に思ったんですが、小川代表からレアメタルと武装勢力の関係についてうかがって、あの時のスマートフォンはそうだったのかもしれない。自分も知らずに買っていたのかもしれないと思いました。自分の責任を自覚しましたし、これまでそういったことに無意識だったことに反省も感じたんです。自分が何気なくとっている行動が紛争を生み出しているかもしれない。その繋がりに気付いた時に、これは他人事じゃない、自分も動こうと思いました。

 

———支援者として、当会の様々な活動についてはどう感じられていますか?

長谷川さん:テラ・ルネッサンスは、家族を自分の手で殺せと強要されるなど、極限の体験をして、心に深い傷を負った人たちが、もう一度社会に復帰しようというところを支援されています。実際に多くの人の社会復帰を実現し、しかも、そうして社会復帰した人が、今度は同じ痛みを負った人たちのために何かしたいと、今度は支援する側へと回っていく。そういう人たちがどんどん出てきている。そうした話を聞いていると、本当の意味での「自立」を支援されていると感じます。支援を始めたきっかけは、紛争鉱物の話を聞いて自分も何かしたい、という思いでしたが、テラ・ルネッサンスの活動を深く知る中で、本物の「国際協力」とはこういうことだなと、心からの信頼を寄せています。また、テラ・ルネッサンスの支援を通して、自分だったら立ち直れないだろうと思うような体験をされた方々が、もう一度希望を持って社会に貢献されている姿を見ると、「こんな極限の体験をされても、人は立ち直れるんだ。前に進めるんだ。」と、大きな希望を感じます。

意識は育つ。だから、まず自分でできることを、小さいことから。

意識は育つ。だから、まず自分でできることを、小さいことから。

———FC会員になって、長谷川さんご自身が変わったことはありますか?

長谷川さん:課題を知って気づいただけではなく、実践しなきゃいけないと思うようになりました。まず自分でできることを、小さいことからやろうと。例えば、新しく電化製品を買おうという時には紛争鉱物を使っていないことを示している企業からにしよう、であるとか、または、服はフェアトレードのものを選ぼう、靴はできるだけ修理して使おう、など。自分の責任を自覚し、無意識ではなく、意識を持って買うものを選択することを心がけるようになりましたね。そういう意識を持てるようになったきっかけは、テラ・ルネッサンスに出会ったことだったなと思います

 

———そうした実践を続けることは簡単ではないと思うのですが、何かコツはありますか?

長谷川さん:私は、小さいところから始めていくことって大切だなと思っているんです。なぜなら、意識は育つと思うから。はじめから大きなことは難しい。すぐに行動できなくても、例えば、コンビニでもらったビニール袋を見て、今、これ使っていていいのかなと意識する。初めは意識するだけでも、続けているうちに、もらわないという方法を選べるようになると思うんです。意識していると、次はこういう風にしていけるね、ということが新しくひらめいたりしてくる。私自身、この1年、そういう意識を持つ中で、最初は服やビニール袋で始まったのが、じゃあ今度は自分の電気についても考えてみよう、という風に、ちょっとずつ幅が広がっていっている実感があります。

皆が当たり前に「自分の行動に責任を持てる」社会

皆が当たり前に「自分の行動に責任を持てる」社会

———そうした長谷川さんの日々の実践をうかがっていると、長谷川さんが当会にとって、一寄付者ではなく、「世界平和」という同じ目標に向かう仲間であるのだなと感じます。最後に、そんな長谷川さんの夢はなんですか?

 

長谷川さん:私の夢は二つあります。その根っこは一つで、「自分の行動に対してちゃんと責任を持とう」ということなのですが、二つのアプローチがあるなと考えています。

一つ目は、自分の行動が社会や環境にどんな影響を及ぼしているのかを意識して、行動を選択できる人が増えていくこと。例えば、消費者としての「つかう責任」ですね。自分の消費行動が社会に及ぼす影響を知り、そこに責任を持って、選んで買う、選んで使う、ということが当たり前な社会っていいなと。それが、結果的に持続可能な社会へと繋がっていくとも思います。

二つ目は、自分の感情や気持ちに責任を持っていくことです。特に、自分の中の不安や恐れといった気持ちに対して、自分で向き合い、責任を持って解決したり対処したりしていく。私を含めて多くの人が、不安などの都合の悪い気持ちを避けて、そのかわりに他の人に怒りをぶつけたり、人を批判したりしてしまっているんじゃないかと感じています。紛争や戦争ももとをたどれば、個人レベルでの、そういったことから始まっているのではないかなと。自分の感情に向き合い、責任を持っていく。そういう人たちがたくさんいる社会が作れないかな、と考えています。それが社会の安心感や平和に繋がっていくように思います。

そのためには、まず他人ではなく自分からだと思っていて。自分で実践しながら、それを広げていくということをしていきたいです。

 

テラ・ルネッサンスを支援することは、こうした夢を叶えるための具体的な手段の一つでもあります。寄付だけでなく、たくさんの人にテラ・ルネッサンスの活動を伝えていきたいです。 そういうものを潜在的に求めている人ってたくさんいると思うんです。世界の問題が自分事であるかもしれないことを伝えていく。そうしたことを、続けていきたいですね。

繋がっているからこそ、変えられる

繋がっているからこそ、変えられる

自分の無意識の行動が紛争に繋がっているかもしれない。そんな気付きから、当会の支援をはじめ、日々の実践を始められた長谷川さん。インタビューを通して、世界の課題が他人事ではない、むしろ繋がりを持った自分事であるからこそ、日本に暮らす私たちにも世界を変えるためにできることが多くあるのだという、前向きで力強いメッセージを感じました。

 

テラ・ルネッサンスでは、元子ども兵や難民、性的暴力の被害に遭った女性、地雷やクラスター爆弾の被害により体や心に深い傷を負った方々等、紛争により被害を受けた人びとが社会に復帰できるよう、自立支援を行なっています。これからも、一人ひとりが困難を乗り越え、希望を持って新たな一歩を踏み出せるよう、「自立」と「自治」のための支援を続けていきたいと考えています。

 

現在、テラ・ルネッサンスは、夏季募金キャンペーンとして2019年8月31日までに 皆様からのご寄付を募っています。必要金額は達成しましたが、事業実施には資金が十分ではない状況です。引き続き、キャンペーンへのご協力をよろしくお願いいたします。

 

▼キャンペーン詳細はこちら▼

https://www.terra-r.jp/kakibokin2019.html

 

夏季募金キャンペーンへのご参加を、心よりお願い申し上げます。

インタビュアー・編集:インターン生 佐藤 幸恵

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