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【カンボジア】「モデル農家ソックーンさん」

【アジアレポート/2019年6月_Topic03】「モデル農家ソックーンさん」

カンボジアのロカブッス村で、ロカブッス村小学校の敷地を利用して、最貧困層の2世帯に土地と家をサポートして、モデル農家としてモデルファームを建設中です。

ソックーンさんの世帯は、旦那さんがおらず、ソックーンさんが一人で6人の子どもを育てています。以前はアンテナが立っていた土台の建物を、村長さんに頼んで借りていました。

きちんとした部屋があるわけではなく、トイレだった部屋に子どもたちと雑魚寝しているような状態でした。

 

村長さんやその他の村人たちとも話し合いをした結果、ソックーンさん世帯ともう1世帯の家も土地もない最貧困世帯に、ロカブッス村の小学校の広い土地を利用してモデルファームを作ることになりました。

 

昨年12月末にソックーンさん世帯の居住環境が厳しく、またモデルファームからも離れているため、日中の日雇い労働から帰ってきてからモデルファームに行って作業することがかなり難しいことから、小学校の校長先生たちとも話をして、モデルファームの敷地内に家をサポートすることにしました。

【実をつけたヘチマを嬉しそうに見せてくれるソックーンさん。】

ロカブッス村の小学校の土地は、かなり広さがありましたが、土地が痩せており、作物を栽培するが難しい状況でした。木陰になる木を学校の先生たちも何度も植えていましたが、途中で枯れてしまうほどでした。

そのため有効利用させることなく、ほったらかしの状況でした。

 

場所によっては、掘り返すのも大変なほど硬い土壌もありますが、家畜銀行で支援する世帯から牛糞やヤギの糞をもらってきて、肥料として入れ、土壌改良を少しずつしています。


 

【土を耕し茄子と唐辛子の苗を植えるソックーンさん。】

6月には、水さえあれば数年は実を継続して収穫できる茄子と唐辛子の苗木を20-30本ずつ植えつけました。すでに家の近くでは、ヘチマが実をつけており、食べることができるようになっていました。

 

ソックーンさんは、昨年始めた豚銀行の対象世帯の一人でもあり、豚も飼育していますが、豚は食欲が旺盛です。農地もなかったソックーンさんの豚は、餌となるバナナや空芯菜などの自然の植物も少なかったため、成長が他の豚銀行の対象世帯からも遅れています。

モデルファームでバナナや空芯菜、茄子、唐辛子、ヘチマなどを栽培し、豚も少しずつ大きくなってきました。そしてようやく妊娠させることができました。

無事子豚が生まれてくれば、いくらか販売して、ある程度まとまった収入を期待できます。それまでは、ギリギリの生活が続きますが、なんとか持ちこたえて欲しいと思います。

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記事執筆/
アジア事業部
江角 泰


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