書籍発売のお知らせ『荒野に果実が実るまで -新卒23歳 アフリカ駐在員の奮闘記-』 田畑勇樹著

初の著作が、第22回 開高健ノンフィクション賞最終候補作(選考委員:加藤陽子、姜尚中ほか)になりました。全国書店とオンラインサイトで6/17(火)より発売開始
ウガンダ駐在員の田畑勇樹が、アフリカ ウガンダ共和国における国際援助の実態を赤裸々に描いたノンフィクション『荒野に果実が実るまで 新卒23歳 アフリカ駐在員の奮闘記』を集英社新書より発売します。
書籍概要
タイトル:『荒野に果実が実るまで 新卒23歳 アフリカ駐在員の奮闘記』
著者:田畑勇樹(認定NPO法人テラ・ルネッサンス ウガンダ駐在員)
発売日:2025年6月17日(火)全国書店とオンラインサイトで発売開始 ※電子版も同日発売
オンラインサイトではすでに予約開始
定価:1,243円(税込10%)
判型:新書判、発行:集英社新書
ISBN:978-4-08-721367-6
URL:https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents_amp.html?isbn=978-4-08-721367-6
大学卒業と同時にテラ・ルネッサンスに入職し、アフリカ ウガンダ共和国に駐在した田畑。深刻な飢えによる地域住民の命の危機を目の当たりにし、飢餓の大地における農業支援を構想する。事業実施において経験した国際援助の困難や葛藤を綴った手記を元に、ノンフィクション作家の登竜門『開高健ノンフィクション賞』に応募。受賞には至らずも最終候補作に選ばれ、集英社新書より出版が決定した。「国際援助」や「アフリカ」に馴染みがない読者にこそ手に取ってもらいたい一冊。 |
目次
序章 飢餓の大地に立つ
第1章 援助という世界の洗礼 <2023年2月〜3月>
第2章 自然とともにある暮らしを守るために <2023年4月〜6月>
第3章 住民の変化に寄り添いながら <2023年7月〜9月>
第4章 絶望を超え、歓喜の収穫へ <2023年10月〜12月>
第5章 希望の畑に咲く笑顔 <2024年1月〜2月>

プロフィール 田畑勇樹(たばた・ゆうき)
1998年大阪府出身。2022年3月に京都大学農学部食料・環境経済学科を卒業。同年4月、認定NPO法人テラ・ルネッサンスに就職。海外事業部職員としてウガンダ共和国に駐在。2024年には第22回開高健ノンフィクション賞最終候補作に今作『荒野に果実が実るまで』が選ばれる。現在もウガンダで最貧困層を対象とした農業支援に従事。
田畑勇樹コメント
「アフリカ」=「自分とは関係ない遠い場所」。そう思われがちですが、グローバル社会の中でアフリカと私たちの暮らしは確実につながっています。現場の最前線では、日々援助構造の歪みや社会の矛盾を実感します。しかしそれと同時に「アフリカの社会課題」と言われることが、不思議なほど「日本の社会課題」と重なって感じられるのです。だからこそ日頃から「国際援助」や「アフリカ」に関わる方々はもちろんのこと、そういった言葉に触れる機会の少ない方々にこそ、手に取ってもらいたい一冊です。厳しい現実の中で懸命に今を生きるアフリカの人々の物語を、ぜひ一緒に体験してください。それが読者の方々にとって、日本と世界を見つめ直すきっかけになるとすれば、とても嬉しいです。