広報室を新しく立ち上げました ~理事長・吉田真衣が室長を兼任します~

広報室 室長 吉田真衣
いつもテラ・ルネッサンスを応援してくださり、ありがとうございます。
このたび私たちは、2025年9月1日より「広報室」を新設しました。室長には、現・理事長の吉田真衣(よしだまい)が兼任として就任いたしました。
広報室を立ち上げた理由
テラ・ルネッサンスは、「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」を目指して活動を続けています。
世界では今も、ウクライナやガザ、コンゴ民主共和国をはじめとする多くの地域で紛争が続き、人びとの暮らしを脅かしています。
この夏に行ったトークイベントでは、参加者の87%が「世界の平和について不安を感じている」と答えました。こうした声に応え、平和を求める声を守り、社会へしっかりと届けていくために、広報室を立ち上げました。

トークイベントでのアンケート結果
広報室で大切にすること
新しく発足した広報室は、テラ・ルネッサンスの活動や理念を伝えるだけでなく、駐在員の目を通して紛争に苦しむ人々の声や、日本では見えにくい戦争の現実をお伝えしていきます。
そして、悲惨な現実の中にあってもなお立ち上がろうとする人間のレジリエンス(逆境から立ち上がる力)や笑顔も伝え、平和を願う仲間を広げていくことを目指しています。
また、
- 活動をわかりやすく発信し、社会に前向きな変化を生み出していくこと
- 支援してくださる皆さまと信頼のつながりを深め、ともに歩んでいくこと
- 平和の大切さを社会全体に広げていくこと
この3つを大切にしながら、広報室の役割を果たしてまいります。
室長・吉田真衣からのメッセージ
平和を自分ごととして捉え、行動するきっかけとなる発信を

紛争のニュースが日常的に報じられる今、「どうせ何も変わらない」という無力感が社会を覆っているのを感じます。しかし、私たちは現場で、困難の中でも希望を失わず、懸命に生きる人々の強さを知っています。
私たちが活動地で出会う人々は、紛争の被害者であると同時に、未来を創る主体者でもあります。彼ら・彼女らが困難の中から見つけ出す日常の喜びや、人生を立て直そうとする力強さ、子どもたちの屈託のない笑顔は、私たちに「平和は築ける」という希望を与えてくれます。
広報室は、こうした現場のリアルな姿と、皆様の平和を願う心を繋ぐ、太い架け橋でありたいと考えています。
紛争の現実から目をそらさず、しかし希望を語ることを諦めない。
私たちの発信が、皆様一人ひとりにとって、平和を自分ごととして捉え、行動するきっかけとなれば幸いです。
どうぞ、私たちの新たな挑戦にご注目ください。

これからに向けて
広報室は、2026年の創設25周年に向けた記念事業やウェブサイトのリニューアル、新しいタグラインの発表など、さまざまな広報企画を準備しています。どうぞ楽しみにしていてください。
これからも、皆さまと共に「平和をつくる旅」を歩んでいければ幸いです。
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