【ラオス】あの事業、最近どう?養蜂事業

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【ラオス】あの事業、最近どう?養蜂事業

【あの事業、最近どう?/ラオス】

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期間限定で、事業をピックアップした特集記事を連載します!近年の活動を取り上げ、その背景や変遷を辿ります。今回は、ラオスの養蜂事業をご紹介いたします。
 
ラオスのシエンクワン県には不発弾が大量に残存しているため、子ども達が爆発事故に遭わないように、幼い子どもへの不発弾回避教育を実施しています。また鍬などでの耕作による衝撃で大人が爆発事故に遭遇する場合もあります。
 
そこでテラ・ルネッサンスは地域の人々が土地を耕作せずに収入を得られるように、職業訓練やビジネス運営のためのフォローアップを行なっています。そのうちの一つが、養蜂訓練です。
 
2021年12月には5日間にわたり、多機能型協働施設で養蜂訓練を実施しました。シエンクワン県ペック郡の5村から合計26名が訓練に参加しました。ペック郡農林課の専門家であるマライペット氏による養蜂の理論の講義、そして養蜂の巣箱作りを行いました。
 
参加者の中には不発弾事故により片腕を欠損したり、片目を失明した村人も数名いましたが、器用に工具を使い巣箱を仕上げていました。
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養蜂の巣箱作り
2022年2月には、2年次養蜂グループを対象とした経理訓練を行いました。不発弾爆発事故で利き腕を失ったり片目を失明している数名は、メモをとるのが難しいようでした。
 
2年次メンバーにはラオスの伝統巣箱で養蜂を行なっている人もおり、今まで少量しか蜂蜜を収穫できなかったことから日本巣箱での収量増に期待を込めているため、経理訓練にも熱が入っています。
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経理トレーナーによる収支の訓練
2023年1月にはフランスの養蜂専門家オリビエさんに、技術指導やワークショップを実施していただきました。養蜂メンバー宅をそれぞれ訪問しながら巣箱の状態などを確認し、技術的なアドバイスや指導もいただきました。
 
また、養蜂メンバーを集めてのワークショップを行い、引き続き養蜂についての課題や問題点のアドバイスやディスカッションが行われました。
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ワークショップの様子
養蜂メンバーが得た知識や技術を最大限に活かしてより多くの蜂蜜を収穫し、不発弾の爆発事故に遭うことなく収入を増加させられることを願っています。
 
*もっと詳しく
 
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記事執筆/
啓発事業部インターン
児玉郁美

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