【ラオス】養鶏の持続可能性

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【ラオス】養鶏の持続可能性

【2023年5月 活動レポート/ラオス】

ラオス、シェンクワン県では昨年度後半より、低所得者家族を対象とした養鶏による生計向上支援も始め、現在は2村12名が取り組んでいます。

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まず最初は購入した雛を飼育することから始めました。約3ヶ月後1.5〜2kgに育った鶏を近くの市場などで販売し、収入を得るという取り組みです。販売価格は80,000Kip(640円)/kgなので、1羽当り120,000Kip(約960〜1,280円)で売れますので、収入源としては有望です。

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産んだ卵を温める雌鶏

また育った鶏の中から、各自が健康そうな雌鶏を6〜10羽と雄鶏2羽程度を選んで飼育を続け、半年ぐらいまで立派な親鶏に育てました。5月に入り卵を産み始め、現在はそれが次々に孵化し始めています。

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雌鶏が産んだ卵

シェンクワン県の山側は、冬場や雨季には気温が低くなるため、雛が死んでしまうケースもかなりありました。しかし今後は鶏を販売して得た収入で新しい雛を購入し、飼育するのではなく、自分達の雌鶏が産んだ卵から孵った雛を飼育していきます。従って、養鶏への初期投資も抑えられ、継続しやすくなっていく見込みです。

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孵化した雛と雌鶏

ラオスプロジェクトでは、様々な生計向上支援を行なっていますが、どれも基本的には土地を耕すことなしに収入を得ることを目標としています。それは、ここシェンクワンが世界有数の不発弾汚染地域であるため、鍬などで土を耕す際の不発弾爆発事故のリスクを減らしたいと考えているためです。

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世話をする養鶏メンバー

テラ・ルネッサンスは毎日の生活にも常にリスクを伴うシェンクワンの人々に寄り添って、少しでも安全に健やかに暮らせるよう、日々活動を行なっています。またリスクがある環境の中でも力強く暮らす人々の活動の紹介を通し、テラ・ルネッサンスラオスは世界平和の実現への願いを皆様に伝えていきたいと思います。

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記事執筆/

海外事業部

飯村 浩

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