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【カンボジア】貧困地域の水源を確認する調査を実施

【アジアレポート/2022年2月_Topic02】


カンボジア、バッタンバン州プレア・プット村に2014年に編入された地域では、山の麓で生活する世帯が約30世帯あります。これらの世帯は農地を持たないため、地主の畑で日雇い労働をしたり、タイへ出稼ぎに行って生活していました。


これまで村の小学校までが遠く学校に行けていなかった子どもたちが教育を受けられるよう、幼稚園としての建物を建て、小学校低学年までの授業を実施してきました。

【アジアレポート/2022年2月_Topic02】

 プレア・プット村にあるため池と民家


さらに、2017年から村人たちが村の中で収入源を確保するためにヤギの飼育支援を実施し、これまでに26世帯へヤギを貸し出すことができています。

 

一方で、村人たちの大きな課題は、水の確保にありました。水道など当然通っていない地域ですので、雨季に降る雨水を水瓶に貯めてしのぐことができますが、乾季には水がなくなってしまい、多くの世帯が水を購入していました。

村人たちとポンプで水を汲み上げ、水源を調査する様子


他の団体が支援した井戸もポンプが壊れて、修理ができなくなっていました。


テラ・ルネッサンスでは、これまで村を支援してきて、コミュニティの山の麓にある自然のため池の水が、年中枯れることがないことに気が付きました。村人たちに確認したところ、山に降る雨水が、地中に溜まり、このため池の下から自然と湧き出ているとのことです。

ポンプで水を汲み上げる様子を見る村人たち


そこで、乾季である2月を待って、どれぐらいの水が湧き出ているのかを確認することにしました。ポンプで水を組み上げ、別のもう1つのため池へ水を移します。

魚がいるため、途中から水が少なくなってくると村人たち、老若男女がため池に入り、我先にと魚やエビを捕まえ始めました。

水が少なくなったため池に入り、魚やエビを捕まえる村人たち


沼のような池の底が見え始めました。それほど多くの水がこんこんと湧き出ているわけではないものの、滲み出るような形で、下から水が湧き出ているのを確認しました。

今後、この水を活用して、浅い井戸を掘り、少し高いところにタンクを設置し、水を濾過し、高低差を利用して近くの民家へ供給できる仕組みを整える予定です。村人たちは、生活に必要な水を確保するのにこれまで苦労してきましたが、この設備ができれば、衛生的な水を確保できるだけでなく、家畜の飼育や野菜の栽培にも水を使うことができるようになります。


この水道施設を造るために、また皆様からのご支援をよろしくお願いします。


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記事執筆/

海外事業部アジア事業マネージャー

江角 泰

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