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【カンボジア】コロナ感染が拡大するカンボジアで地雷撤去活動を継続

【アジアレポート/2021年10月_Topic01】


カンボジア、バッタンバン州では、2021年8月時点で、推定135㎢の地雷原が残されているとされ、カンボジアでも最も地雷に汚染されている州です。

 

2021年度、」テラ・ルネッサンスでは、バッタンバン州で活動する地雷撤去団体MAGの機械チームの活動費1年分を支援しています。

 

MAGから2021年7月-9月までの第二四半期の活動報告書が届きましたので、活動の報告をしたいと思います。

→詳細はこちらのMAGからの活動報告書をご覧ください。

MAG第二四半期活動報告書

【アジアレポート/2021年10月_Topic01】

 ↑2021年7月にMAGが活動するバッタンバン州コッス・クラロー郡の地雷原の様子


今年度は、第一四半期(4-6月)には、MAGが持つ”Digger D-250”という機械を操縦するチームの支援をしていました。
しかし、カンボジア東部のラタナキリ州での”Digger D-250”を使った不発弾などの撤去が急遽必要となり、”Digger D-250”は、2021年7月初めにバッタンバン州からラタナキリ州へ移動することになりました。

↑2021年7月21日に”中型地雷ウルフ”(写真の機械)が活動する地雷原を訪問した時の
テラ・ルネッサンスのスタッフとインターン



MAGから機械の移動要請があったため、テラ・ルネッサンスとしては、現場での活動状況は常に変化し、それに柔軟に対応していかなければならないことを理解し、別の地雷撤去機械である”中型地雷ウルフ”を操縦する機械チームのバッタンバン州での活動支援をすることにしました。

”中型地雷ウルフ”を遠隔操作で操縦する機械チームのスタッフ


2021年7月に地雷原を視察した時には、この”中型地雷ウルフ”の機械チームの活動を見学しました。遠隔操作で動く機械の全面に取り付けられたローラーで土を掘り返しながら、対人地雷を破壊していく機械です。

この機械を使うことのメリットは、平らな土地で対戦車地雷がない地雷原であれば、迅速に撤去することができることです。

一方で、雨季には、地雷原にアクセスする道が悪くなるため、大きな機械がアクセスできない問題もあります。実際に、7-9月のカンボジアは雨季のためコッス・クラロー郡の地雷原はアクセスできなくなり、代わりにサムロート郡への地雷原へ再配置されました。

 ↑コッス・クラロー郡の地雷原は撤去された後にキャッサバを栽培する農地として使用される。


この機械チームの活動で、第二四半期中に対人地雷11発を撤去し、138,700㎡の土地を安全にすることができました。28名が使用する土地が安全となり、その周辺に住む459名が間接的に受益しています。

MAGでは、第二四半期中に新型コロナウイルスに感染したスタッフが出て、治療や隔離されたスタッフもいる中で、テラ・ルネッサンスの支援する機械チームのスタッフは、幸いなことに活動を継続できました。

MAGの報告書に書かれているように、地雷埋設地域で生活する村人たちの多くがキャッサバなどの換金作物の栽培に依存しています。カンボジア政府が、2021年1月に発表した新しいキャッサバ政策とは別に、テラ・ルネッサンスでは、換金作物の栽培だけに依存しない農業や生計の方法を、地雷埋設地域で生活する村人たちへ提供していきたいと思います。


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記事執筆/

海外事業部アジア事業マネージャー
江角 泰

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