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【カンボジア】村人たちの”自立”のために追加の豚購入を決定

【アジアレポート/2021年8月_Topic01】


カンボジア、バッタンバン州ロカブッス村では、2018年に豚銀行を設立し、4世帯から豚の飼育支援を開始しました。それ以前にこの村で豚飼育をしていたのは2世帯だけでした。
 

【アジアレポート/2021年8月_Topic01】

↑受益者が自作した自然の餌を食べる豚の様子

 

それから4年が経ち、現在18世帯にまで拡大しています。2021年8月までに8世帯が、合計371頭の子豚を販売し、合計US$24,185の収入に繋がっており、大きな収入源になっています。
 

↑今年の5月から3頭の子豚を飼育するパット・ソッカーさん

  

コロナ禍で、村人たちの生活は大きく制限され、大変の貧困層の村人たちはタイへの出稼ぎに従事していましたが、タイでのコロナ感染の拡大により、帰国してきた人も多くいます。問題は、自分の村で仕事がないことです。そこで、自分の家でできる家畜飼育、特にこれまで豚飼育で、大きく収入に繋がっているのをみた村人たちからのリクエストが殺到している状態です。家畜銀行の仕組みでは、貸し出した世帯から返却される豚を次の世帯へ貸し出すため、返却を待っている状態でした。そこで、追加での子豚の購入を決め、5月に最貧困層の4世帯へ豚を提供しました。
 

↑それぞれの豚に名前をつけて呼ぶチューン・トゥーンさん

 

コロナの感染拡大で村に行くのが難しい状況がありましたが、8月には久しぶりにモニタリング調査を実施し、新規で貸し出した世帯の豚飼育の状況を確認するとともに、これまで貸し出した世帯の収入の状況も聞きました。まだ収入に繋がっていない世帯でも、豚飼育ができることを本当に喜んでいるのが分かり、とても嬉しくなりました。世話をきちんとしている人が多く、チューン・トゥーンさんは、それぞれの子豚に名前をつけて呼んでいます。とても可愛がっているのが分かって、微笑ましい様子でした。
 

↑8月に新たに生まれた子豚を喜ぶマップ・コーラープさん
 

マップ・コーラープさんの世帯は、2018年に豚を貸し出して以降、US$5,665の収入に繋がっています。8月には、また子豚が生まれました。コーラープさんのように豚飼育を希望する世帯は多く、9月中には再度豚を追加購入し、さらに4世帯へ貸し出す予定にしています。

 

私は、これまで出稼ぎや日雇い労働に依存していた世帯が、これまでの奴隷のような生活から抜け出すのに、いい機会だと考えています。そのために、できるだけ多くの村人たちが、自分の村のなかで、家族が一緒に生活できるようにサポートしたいと思います。

 

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記事執筆/
海外事業部アジア事業マネージャー
江角 泰

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