【カンボジア】現地スタッフが興奮して教えてくれたこと

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【カンボジア】現地スタッフが興奮して教えてくれたこと

【アジアレポート/2020年11月_Topic03】

 
2017年からカンボジアのバッタンバン州カムリエン郡の障害者世帯への生計向上支援事業として、家畜銀行による家畜支援や毎月2種類の有機野菜栽培訓練を実施してきました。対象の障害者は100世帯ですが、2020年11月に、現地スタッフたちが半ば興奮した様子である世帯について報告してくれました。

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↑綺麗に整備された家庭菜園で多数の野菜や花を栽培するヴェン・チョームさん

それはヴェン・チョームさんの世帯のことです。ブロックを使って土を囲み、家の前に綺麗に菜園を作っていると言うのです。現地スタッフの話ぶりは、「もう本当にすごい」と言う感じで、「事務所でも同じようにしたらいい」とまで言っているので、とても興味が湧いてきました。

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↑野菜の苗を植えるヴェン・チョーンさんの奥さん
ヴェン・チョーンさんの家庭菜園がすごいところは、とにかく綺麗だ、ということです。そして、葉物野菜、豆、ネギ、かぼちゃ、茄子、空芯菜、アロエ、ヘチマ、苺、花など、多様な種類が植えられていることも驚きです。
 
11月には、14.25ドル分の野菜を自家消費していました。また、ご近所さんに無償で分けてあげたのは約6ドル分、さらに販売したのは約12ドル分でした。
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↑農薬を使わずに有機栽培で栽培される野菜や薬草、花など

カンボジアでは10月に大洪水が発生し、野菜の値段が上がっています。上記の金額は、通常時のカムリエン郡の市場の野菜の値段で、おおよその収穫量から計算したものです。しかし洪水で野菜を栽培していた多くの畑も浸水したために、野菜の値段はカムリエンでも高くなっているため、もっと大きなインパクトがあると思います。

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↑近所の人たちが野菜を買いに来てくれている様子

ヴェン・チョームさんは、野菜栽培の他に鶏やヤギの飼育でも収入があり、収入源を多様化できています。タイへの出稼ぎや、カンボジアでの洪水によって、日雇い労働の仕事も少なくなっているなか、家でこうしてできる野菜栽培や家畜飼育の仕事を喜んでくれているのがとても嬉しいです。

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記事執筆/
海外事業部アジア事業担当
江角 泰

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