平和教育・地雷・小型武器・子ども兵に取り組む認定NPO法人テラ・ルネッサンス

メニュー

テラ・ルネッサンス ブログ テラ・ルネッサンス ブログ


「エシカルパソコン」とは?~紛争鉱物と私たちの生活のつながり~


ただいまテラ・ルネッサンスでは、エシカルパソコンを販売するピープルポート(株)さんの『想うPROJECT』に参加しています。


ピープルポートさんは、電子機器のリユース・リサイクルを行ってパソコンを作っており、処理の過程では日本にいる難民の雇用を生み出しています。


今回は、こちらの『想うPROJECT』に関連して、なぜ電子機器のリユース・リサイクルが必要なのか、紛争とどのようにつながっているのか、日本にいる私たちができることは何か、についてご紹介します。

※ピープルポートさんの『想うPROJECT』について、詳しくはこちらをご覧ください。

【12月31日まで】売上の5%が寄付になります。

https://www.terra-r.jp/news/press-release/20201105.html

1.なぜ電子機器のリユース・リサイクルが必要なのか?


パソコンは、作る過程でたくさんの鉱物を必要とします。パソコンに必要な鉱物のうち、
タンタル・タングステン・金・スズ・コバルトなどは、採掘の過程で紛争や児童労働、人権侵害、環境破壊を助長させているという側面があり、様々な問題を抱えています。

これらの鉱物の新たな採掘を削減し、この問題で苦しむ人を少なくするためのひとつの方法として、電子機器のリユース・リサイクルが必要とされています。

2. 鉱物が紛争と関連している?


紛争鉱物」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

紛争鉱物とは、米国証券取引委員会が定めたドット・フランク法の定めによると、タンタル、タングステン、金、スズの4つの鉱物のことで、これらの鉱物は、アフリカなどの紛争地域で採掘され、武装勢力を維持する資金源となったり、鉱物採掘場での児童労働などに繋がってます。
コバルトも、紛争との結びつきや人権侵害、児童労働の元となっていることが指摘されていますが、現在のところ紛争鉱物の対象外です。
 
2. 鉱物が紛争と関連している?


例えば、当会が活動するコンゴ民主共和国(以下、コンゴ)では、長年の紛争で治安が悪化し、武装勢力による略奪、誘拐、性的暴行が後を絶ちません。コンゴの武装勢力の多くは、鉱物の産出地域を実行支配し、鉱物の収奪や違法採掘・取引を行っています。こうした採掘を経て製造させた電子機器が、世界中で消費され、その利益が武装勢力の活動資金となり、紛争の長期化の一因となっています。


さらに、子どもに対する人権侵害も指摘されています。コンゴなどの武装勢力は、従順で扱いやすい子どもを兵士として使用しています。鉱物の採掘においても、子どもを危険で劣悪な労働環境で働かせており、児童労働が問題となっています。

3.私たち消費者と紛争鉱物の関係


このような方法で採掘され
鉱物を、パソコンやスマートフォンなどの電子機器として使っているのは、多くが私たち先進国の人間です。武装勢力の資金源となる製品を知らないうちに購入し、間接的にその活動に加担しているかもしれません。


アフリカの紛争は私たちの日常生活とつながっています。

4.私たちにできることは?


消費者として、紛争鉱物が使われている製品は購入しない、企業が紛争鉱物を使わないよう声を上げるなど、私たちにできることはたくさんあります。

他にも、新たな紛争鉱物の採掘を減らすため、鉱物のリユース・リサイクルが必要とされています。ピープルポートさんが販売する「ZERO PC」は、中古のパソコンをリユース・リサイクルすることで、紛争鉱物の使用を減らしているだけでなく、資源から部品に加工する過程で排出されるCO2の削減や、日本にいる難民の雇用にも貢献しています。

ピープルポートさんの『想う PROJECT』では、専用のウェブサイトからZERO PCを購入すると、売り上げの5%が指定のNPOへ寄付されます。11月2日〜12月31日(木)の2ヶ月限定の企画です。


詳しくはこちらをご覧ください。

https://zeropc.jp/

4.私たちにできることは?

また、テラ・ルネッサンスでは、不要になった携帯電話の回収を行っております。1台につき30円が、コンゴの元子ども兵社会復帰支援事業に寄付されます。

詳しくは、こちらから。

https://www.terra-r.jp/icando_phone.html


アフリカの紛争は私たちの生活と密接に結びついています。

私たちの行動を変えることが、紛争で苦しんでいる人々の生活を変えることに繋がります。

 

ぜひともご協力をよろしくお願い致します。


参考資料:

華井和代(2016)「資源問題の正義 コンゴの紛争資源問題と消費者の責任」

株式会社東レ経営研究所2012.12経営センサー 岩谷俊之

米国発「紛争鉱物開示規則」がもたらすサプライチェーンの新たな試練

https://cs2.toray.co.jp/news/tbr/newsrrs01.nsf/0/DA3E2C703CF3DE80492583F4000EDE39/$FILE/sen_148_02.pdf

デロイトトーマツ 今からでも遅くない紛争鉱物規則の理解【前編】

https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/risk/articles/csr/serialization-four.html#


--------------------------------

記事執筆/

海外事業部インターン 

奥田彩花

その他のブログを見る

  • facebook
  • twitter

お問い合わせはこちら

メニュー閉じる