【ブルンジ】「仲間が助けてくれて嬉しかった」

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【ブルンジ】「仲間が助けてくれて嬉しかった」

【アフリカレポート/2020年10月_Topic01】

 
ブルンジではストリートチルドレンやシングルマザー、最貧困層の方達を対象に、養蜂・洋裁・ヘアドレッシング・養豚、技術訓練などを通した自立支援を行っています。さらに昨年度からは対象者間やコミュニティの人々との関係性を強化するために、ブルンジに元々ある仕組み「コミュニティワーク」を応用したものを行っています。
 

コミュニティワークの実施背景などを記した以前の記事はこちら

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↑一緒に畑を耕す参加者たち

これまで、耕作や屋根瓦の運搬、家の補修といった活動を支援対象者間で実施してきたほか、郡の施設の建設や豪雨被害を受けた近隣住民の家の補修活動も行いました。
 
今年度はコロナでどうなるか不安でしたが、村ごとに少人数で実施することが出来ました。昨年同様、それぞれの対象世帯が仲間に助けて欲しいことを提案し、それを互いに実行、作業が終わってからは食事を共にしました。

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↑一緒に屋根を修復する参加者たち

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↑作業後一緒に昼食を取る参加者たち

対象者の一人のドリーン(仮名)さんは、

「以前、仲間と一緒の場所で養豚をしていたが、ある日個別に養豚をした方が良いとの提案を受けた。その時私は、仲間は自分のことを過小評価していると感じショックを受けた。その経験から、たとえコミュニティワークに参加したとしても私の家には誰も来てくれないと思っていた。でも実際は、私の家での活動に仲間が来て助けてくれてとても嬉しかった」

と言っていました。

  

他にも、参加した対象者からは、

「みんなの中で一体感や友情が大きくなりました。」

「課題を共有し議論をすることが出来、互いに信頼出来るようになりました」

といった感想が聞かれ、コミュニティワークを通じて、お互いの関係構築に良い影響があったと感じることが出来ました。

 
元々ブルンジには様々な形での助け合いの文化が根付いています。しかし、グループでビジネスをすると大小様々な対人関での課題が出てきます。
 

今回のコミュニティワークも関係をより良いものにしていく一つのきっかけにすることが出来ればと期待しています。得られた一体感を維持していくためには様々な工夫が必要ですが、引き続き、対象者たちがグループでビジネスをする時などに活かされるよう、サポートを続けていきます。

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記事執筆/

海外事業部

古岡 繭

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