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【ウガンダ】「半年間のウガンダ駐在インターンを終えて」

【アフリカレポート/2020年2月_Topic01】


こんにちは。テラ・ルネッサンスウガンダ事務所で6か月間インターンをしていました、田畑勇樹です。今回はこの月次レポートにて、半年間のインターンの振り返りをみなさんに共有させていただきたいと思います。


思い返せば、長期間の海外生活を送ったことのない私にとって、今回のウガンダインターンはとても貴重な経験となりました。


支援の現場における現実はそう甘くなく、プロジェクトとして成果を出すために多くの試練があることを実感した一方で、同時にそんな困難を超えた先に待っている支援の受け手の変化という喜ばしい瞬間も幾度となく存在しました。

 

そして、アフリカに駐在している尊敬する上司たちから学ぶことは多く、また現地でテラ・ルネッサンスの事業を支えている現地スタッフ・それから支援の受け手との交流を通して、リアルな世界を知り、今の自分に足りないものもたくさん見えてきました。

 

すべてのエピソードを一つ一つここに書き残すことは難しいので、今回は一つだけ、私が印象的だったことをみなさんにお伝えしたいと思います。

先進国に生まれた人間としての責任


半年間の滞在の中で、ある元少年兵に話を聞かせていただく機会がありました。彼は幼くして誘拐され、16年間にわたって武装勢力で過ごし、帰還後テラ・ルネッサンスの職業訓練を受けた後、町で木工大工店を開業していました。

 


少し店を離れるとお客さんからの注文の電話がかかってくるという多忙な彼の時間を少しだけいただき実施したインタビューの中で、以下のような質問を彼に投げかけました。

 

「ウガンダでの紛争は、なぜ数十年にもわたって続けられてきたのでしょうか」

 

彼の回答は、アフリカにおける紛争の本質でした。

 

「このウガンダ北部の紛争は“外側から続くように支援されていたからだ。兵士の多くは戦いたいなどと思っていない。ウガンダ・スーダン・その他の国にはメリットがあるから戦わせたかった。」

 

ウガンダ北部での”内戦”は実際のところ、反政府勢力と政府軍の争いという背景に、隣国のスーダンの他・中国・英米といった大国が関わっている紛争です。

 

なおこのウガンダでの紛争だけでなく、アフリカ地域で起こっている争いは「野蛮な民族の対立」と決めつけられがちですがそんなことはありません。

 

アフリカの紛争は事実、豊富な資源を争う先進国の代理戦争・そして武器ビジネスによって激化・長期化されているのです。(詳しくは『ぼくらのアフリカに戦争がなくならないのはなぜ』を参照)

 

そして実際に紛争の影響を受けた彼から聞いたこの言葉は特別なもので、重く、心にのしかかりました。

先進国に生まれた私たちがこのようなアフリカの紛争・真実を知る機会はあまりにも少ないですし、話を聞いたとしてもあまり実感がわかないかもしれません。


ただ、この世界はつながっています。日本だって無関係ではありません。だからこそ彼の言葉を聞いた時、先進国に生まれた人間として、私たちはこの事実を知る責任があると強く感じました。

最後に


“元子ども兵”あるいは”難民”と聞いてみなさんはどのような印象を持ちますか。私はまだアフリカに来る前、それだけでなくウガンダに来て初めて彼らの前に立った日でさえ、彼らのことをどこか色眼鏡で見ていたかもしれません。


それが、6か月間という時間を彼ら・彼女らと一緒に過ごした今感じることは、「同じ人間だ」ということです。

国が違い・生きてきた背景が違おうが、私たちは嬉しい時に喜び・悲しい時に泣く同じ人間であり、仲間なのです。

 


そして必死に目の前の訓練に一生懸命励んでいる姿からはあきらめない気持ち・辛抱強さなどをたくさんのことを私自身も、支援の受け手から学ばせていただきました。


ウガンダを離れた今、まずはすぐに自分にできることー彼ら・彼女らの声を多くの人に届けていくことーから始めます。


そして近い将来、アフリカ地域で働くという自分の目標に向かって、今日からまたコツコツ生きていきます。 

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記事執筆

アフリカ事業部・インターン

田畑勇樹

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