平和教育・地雷・小型武器・子ども兵に取り組む認定NPO法人テラ・ルネッサンス

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【冬季募金2019キャンペーン企画】【ラオスでの歩み】

世界で最も激しい爆撃を受けた国、ラオス。テラ・ルネッサンスは、2007年から現地調査を重ね、2008年よりこれまで、現地の不発弾撤去活動の支援や小学校・中学校の建設、生計向上支援、そして国内外での啓発活動等を継続して行ってきました。今回は、ラオス事業のこれまでの歩みを、当会職員の過去のインタビュー記事を交えながらご紹介します。

 

2008年 

【ラオスにて不発弾処理支援・中学校建設事業を開始】


ラオス現地で不発弾撤去を行う団体、MAG-LaoとUXO-Laoの活動支援を行ってきました。

また、ラオスの中でも最も大規模な爆撃を受けたシエンクアン県において、不発弾被害がひどく発展の遅れた地域の人材育成と貧困削減を目的に、不発弾撤去後の土地における学校建設を実施。


2009年には、ノンヘット郡カンパニオン村で5教室の中学校を建設しました。周辺の村を含む計15ヶ村の子ども達が中学校へ通えるようになり、生徒数は建設前から200名以上増加しています。

また、2015年にはクーン郡ポーンサイ村で3教室の小学校と職員室を建設しました。これにより、周辺の村を含む5ヶ村の約200名の子ども達が、ラオス政府教育省の基準である1部制の授業を受けられるようになりました。



2010年

【ラオスにて、「クラスター爆弾禁止条約第1回締約国会議」に参加】


2013年

【クラスター爆弾啓発漫画『クラスター爆弾 ラオスからのメッセージ』作成】

【UXO-Laoへ県内の水道建設予定地における不発弾撤去費用を提供】



“(事業の目標達成を目指す上で苦労したことは?)事業をやるためにはお金が必要で、お金を集めるためには関心をもってもらわないといけないんですが、特にラオスの方は、2年間ほど、ほとんど何も動かすことができない時期がありました。ラオスのスタディーツアーを計画したときにわかったんですが、ほとんどの人がラオスの不発弾問題について知らなかったり、関心がなかったりしたので、そういった部分が一番大きかったと思います。”(2013年、当会職員 江角のインタビューより)

 

2014年

【テラ・ルネッサンスが認定NPO法人となる】

【クラウドファンディングを通して、クラスター爆弾啓発漫画の英語版を作成】



“…初めてインターネットを利用して、不特定多数の人から資金を集める方法(クラウド・ファンディング)の一つである”READY FOR”で、漫画冊子『クラスター爆弾 ラオスからのメッセージ』の英語版製作費を集めました。

結果は、多くの皆様にご支援いただき、目標金額を達成することができました。この挑戦は、今も紛争で使用され、被害者のほとんどが一般市民であるクラスター爆弾の根本的な問題解決のためには、日本の多くの市民の皆様に真実を知ってもらう必要があるとの想いからでした。

使われれば被害に遭うのは私たちと同じ一般市民。絶対無理だと言われていたクラスター爆弾禁止条約が成立したように、私たち一般市民が関心を持ち、事実を知り、声をあげることで世界を変えられます。

どんな未来を作るのか?それは今を生きている私たちが、選択することができるのです。…”(2014年、当会職員 江角のインタビューより)

 

2016年

【MAG-Laoの第31不発弾撤去チームの運営資金1年分を提供】



シエンクアン県では、2017年7月までに381,375㎡、239発の不発弾を撤去し、10,001名に安全な土地を提供することができました。

稲を栽培していない乾期に、田んぼの中にある不発弾をできる限り撤去し、村人たちが稲作をする雨期には、その他の村人たちの生活圏内の場所を撤去します。

いまだ不発弾に汚染されている大地の1%も撤去できていないシエンクアン県において、田んぼや畑、家の周りなど人々の生活圏内の不発弾を撤去し、可能な限り安全な土地を確保していくことは、人々が安心して暮らしていくために欠かせないことです。

 

2017年

【不発弾汚染地域における養蜂の技術向上と普及を目指した"farm miel"プロジェクトを開始】



シエンクアン県において、森林を保全しながら収入を得られる養蜂を通した、森林の直接利用に代わる産業の確立を目指し、プロジェクトを開始。

株式会社坂ノ途中、神戸大学篠山フィールドステーション、現地農林局との産学官民協働で、養蜂技術支援、商品化、生産体制の構築、環境教育などの活動を実施しています。

現地の伝統的な養蜂技術を発展させることによって、不発弾の危険性を回避しながら、豊かな森と伝統的な文化を守り、村人たちの持続的な生活を守ることを目指しています。


事業対象の2つの村では、はちみつの収量が前年と比べて3〜7倍に増加。収量の大幅な増加の背景には、ラオスの伝統的な巣箱とこのプロジェクトで導入した日本の重箱式巣箱をうまく使い分け、それぞれの巣箱の特徴の良さを生かして取り組んだことがあげられます。

養蜂組合メンバーをはじめとした村人たちの主体性が芽生え、養蜂、はちみつが持続可能な産業のひとつとして成立しつつあります。



“…住民組織を運営していく上で、協力しようとしない人たちがいると、なかなかうまくいかなかったりするので、どういうふうな形で運営していくのか、住民組織のリーダーの人たちもすごく難しいと思います。

ただ、(紛争)被害者の人たちの精神状態というのは不安定な場合が多いので、一時的な、たまたま調査したときの状態だけで判断するというのはよくなくて、やはり継続して何年もかけて、ゆっくりゆっくり、収入向上の支援であったり、いろいろなことをやっていかないといけないというのが、(活動から)わかりました。…”(2012年、当会職員 江角のインタビュー記事より)

 

支援者の皆様の”想う”に支えられて

ラオスでの活動を開始してより11年。

現地団体の不発弾撤去活動支援から始まったラオスとの縁は、たくさんの方からの真心のご支援に支えられ、国内外での啓発活動やラオス現地での生計向上支援へと、大きく深く、繋がり、広がってきました。


世界的にも認知されておらず、関心を持つ人の少ないクラスター爆弾という課題。その中で、ラオスに想いを馳せ続け、支援を継続してくださった支援者の皆様の存在があって、現在のテラ・ルネッサンスのラオス事業があります。


これからも我々は、皆様からの温かな想いを背に受けながら、真の「自立」と「自治」のための活動を続けてまいります。


現在、テラ・ルネッサンスは冬季キャンペーンとして、資金を募っております。

皆様のご参加を心よりお願い申し上げます。

 

 


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