【ブルンジ】一歩一歩自分たちの力で歩む協同組合

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【ブルンジ】一歩一歩自分たちの力で歩む協同組合

【アフリカレポート/2019年9月_Topic02】

2015年4月から2018年3月までブルンジで実施した、「紛争被害者及び貧困層住民の能力開発を通したレジリエンス向上プロジェクト」。(過去の記事はこちら

 

2018年4月からは、養蜂協同組合・窯業協同組合共に独立した組合として歩み出し、当会はフォローアップを行ってきました。今年度も昨年度同様、彼らのオーナーシップを尊重しながら、フォローアップを行っています。

 

昨年度の状況に比べると、組合員の関係も良好で、ビジネスも様々課題はありながらも、組合員が試行錯誤しながら、様々な活動から収入が得られるように頑張っています。

窯業組合に関しては、特に学校が休みの間は地域の若者を短期雇用し、窯業活動をしてもらうなど、地元住民にとっても恩恵が得られています。

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【窯業活動の様子】

 

 

また、昨年度に比べるとこちら側からのインプットは下げつつ、より彼らに主体的にビジネスを拡大してもらえたらと、先月は彼らに簡単なビジネス計画(どのようにビジネスを通して資金を増やしていくか)を立ててもらい、それに基づいて資金面での支援を行いました。

 

 
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【ミーティングの様子】

加えて、中央政府に協同組合として登記され、法人格を取得しているため、中央政府も同組合の存在を認識しています。

教育省の役人が組合に関する調査のために同組合を訪問したり、中央政府が主催する組合対象の会合に招待されたりと、ブルンジ全体の組合を通した経済発展の枠組みに、同組合も加わっているような実感があります。

 
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【教育省の役人による訪問の様子】

 

 

もちろん税金の支払いなど、インフォーマルセクターでのビジネスに慣れている彼らからすると煩わしいことも多いですが、「法人格を持っていること」は組合が発展していくためには不可欠です。

これを生かして、より彼らのビジネスが発展する基盤をさらに整えていければと思っています。

当会が大切にしている「自立と自治」。

これを促進する支援は、容易ではなく、NGOや外国人からの支援に慣れてしまっている対象者からは、
「テラ・ルネッサンスに提出する月次報告書書くの大変だから、お小遣いちょうだいよ」「ビジネス計画をとりあえず書いたら、すぐ支援してくれるんでしょ」などとも組合員から言われてしまうのが現実なところもあります。


しかし、そう言いつつも必死に収入を得ようと、日々懸命に働いている彼らの姿を見てきました。
テラ・ルネッサンスは、彼らのビジネスの基盤が整うよう、彼らのオーナーシップを尊重しながら必要な後押しとなるサポートを見極め、実施することが出来るよう、引き続きフォローアップを実施していきます。

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記事執筆/

アフリカ事業部/

古岡繭

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