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様々な知恵を発揮するペッチ・サルンさん

【アジアレポート/2019年1月_Topic03】


カンボジア・バッタンバン州カムリエン郡の障害者100世帯を対象にした生計向上支援で、2017年からサポートするペッチ・サルンさんの家を、日本事務所で事業を担当する栗田職員と1月25日に訪問しました。

ペッチ・サルンさんの家でまず驚いたのは、家の前で栽培された野菜です。葉物野菜などを栽培して、自分で食べるのはもちろん、近所の人たちが毎日買いに来てくれるそうです。その収入は、1日平均3ドル。この日も畝に綺麗に育ったケールを収穫してきてくれました。日雇い労働で1日5−6ドルぐらいの収入を考えると、支出を減らした上で収入が3ドルあるのは、悪くありません。

買いに来てくれる近所の人たちは、収穫を一緒に手伝ってくれるそうです。最近、2−3畝しかなかった畑を拡張したというサルンさん。彼は、家畜銀行から貸し出しを受けて飼育するヤギが葉を食べた後の枝をフェンスとして利用し、鶏などの家畜が入らないようにしていました。すぐに販売されているものを買うのではなく、自分の家にあるものを利用した素晴らしい知恵だと感心しました。

収穫したケールを見せてくれるペッチ・サルンさん


1年目は鶏の飼育をして、すでに家畜銀行へ返却済み。2年目からやぎを飼育していますが、もう7頭となり、いつでも3頭を返却できる準備が整っています。返却が終わってしまえば、あとは自分の家畜として販売し、収入を得ていくことができます。最後に見せてくれたのは、すでに収穫した大量の葉物野菜を漬け込んだ漬物です。傷みやすい葉物野菜を漬物にすることで長期保存ができます。これもまたカンボジアの人たちが元々持っていた知恵や技術であり、それを発揮できるようにサポートするのがテラ・ルネッサンスの支援の方法です。

ヤギ小屋の前で写るペッチ・サルンさんと今回訪問した栗田職員


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記事執筆/
アジア事業部マネージャー
江角 泰

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