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現地調達素材でできるスズメバチ対策を紹介

【アジアレポート/2018年8月_Topic02】


2017年10月から養蜂支援をするラオス・シエンクアン県ポンカム村のシエンシーさん。

「昨年は、全ての蜜蜂が収穫後に逃げてしまった」と、いいます。今年は雨季になっても2-3箱にまだ出入りしています。

8月のこの時期は、スズメバチが侵入し、蜜蜂のコロニーを崩壊させる危険が高い時期です。すでに入り口が平面の巣箱にはスズメバチ防御器を紹介していましたが、特に伝統的な丸太をくり抜いた巣箱の入り口は、スズメバチがたやすく入れるほど大きいため、いくら東洋蜜蜂たちが入り口で追い払っても、数匹で攻撃されると侵入を許してしまうことが、これまでの課題でもありました。

【アジアレポート/2018年8月_Topic02】

写真:入り口が平面の巣箱に以前紹介したスズメバチ防御器を設置するシエンシーさん(2018年8月 江角撮影)

ローカルマーケットで見つけた5−7mmの穴の大きさのネットを買ってきて、巣箱の入り口に設置する方法を紹介しました。これは村から一番近くのマーケットで、1m四方の大きさで100円ちょっとで購入でき、これだけで数十箱の巣箱の入り口に設置できるので非常に安価にできる対策です。

写真:伝統的な丸太をくり抜いた巣箱にスズメバチ対策用のネットを設置したシエンシーさん (2018年8月 江角撮影)

シエンシーさんの巣箱で設置可能か試した後、他の村人たちにもこの対策を紹介しました。

 

シエンシーさんは、50箱近い巣箱を去年の訓練後に製作しており、このままコロニーを維持できれば、10月以降、乾季に移行したときに、多くの巣箱に蜜蜂を捕獲できるのではと期待しています。
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記事執筆/
アジア事業マネージャー
江角 泰

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