【啓発】「国境を超えた社会貢献の意味」ハッピーワーククエストVol.7 登壇報告
こんばんは!啓発事業部インターンの安田です。
先週、「国境を超えた社会貢献の意味〜どうして彼女たちは、遠い国に心を向けたのか〜」をテーマに開催された Happy Work Design Lab主催、ハッピーワーククエストVol.7に、当会理事長・吉田真衣が、NPO法人アクセス(共生社会をめざす地球市民の会)理事長・野田さよさんと共に登壇しました。
Happy Work Design Labでは、地域企業を核とした、みんなが幸せな働き方 をデザインする実験の場です。 人や企業が孤立せず、誰もが主役となり、つながり助け合いながら、心豊かに生きられる世界を目指し 、「ハッピーワーク」を探求するイベントや事業を企画されています。
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海外に心を向けた理由とは?
参加者の皆さんからは、「なぜ日本ではなく、海外での活動なのか?」という質問が登壇者のお二人に寄せられました。そこでは、「幼少期の経験から海外に関心があった。」「自分自身をしがらみから解き放ってくれた場所だったから。」と、自分の心に素直に従ったシンプルな動機を語ってくださいました。「国際協力」、「支援」という言葉に先入観を持つのではなく、自分自身の感じ方や出会いを大切にする姿勢が伝わってきました。
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子どもたちに焦点をあてた対話から
当日私が参加したグループワークでは、登壇者のお二人の講演を受け、「子ども」をテーマに議論が展開しました。
アフリカの子ども兵の存在、極度の貧困でファストフード店の食べ残しを洗って食べるスラムの子どもの存在、家庭でのネグレクトに苦しむ子どもの存在など、深刻な状況に置かれた子どもたちの存在は、遠くの国の問題として片づけられるものではありません。
むしろ、世界の課題を見つめることで、私たちの足元にある社会課題に、より敏感になっていく—— そんな気づきがありました。
境界線のない時代
日本と海外の結びつきはかつてないほど強くなっています。
一つの課題の解決が他の地域に希望をもたらすこともあれば、反対に放置された小さな火種が、広範な社会に深刻な影響を及ぼすことも。
そこに、境界線はあるのでしょうか。


【Happy Work Design Lab様SNSより、 会場の様子】
「海外で起こる課題は“自分の問題ではない”と、言い切れるのか?」
そんな問いが、参加者の中で自然に生まれていきました。
今ここに生きる、“私自身”のあり方、その”社会”のあり方を問い直すこと。
そして、自分のすぐそばにある暮らしから“不安より安心の大きい場所”をつくること。
今日、この場所で出会った方もすでに自身の取り組み、出会いや繋がりを通して様々に実践されていることを知り、そんな一人ひとりの行動の積み重ねが、争いや貧困に揺らぐことのない社会を形作っていくのだと、改めて感じさせられた時間でした
記事執筆
/ 啓発事業部インターン 安田 楼那