【ブルンジ】新しい視点から見たブルンジ事業
【2023年5月 活動レポート/ブルンジ】

ブルンジのカヤンザ県にて2021年4月から実施中の子どもの保護と自立支援プロジェクト。今年3月には2年次受益者41名の証書授与式を行いました。

↑証書を受け取ったバイク修理受益者たちの様子
現在3年目に突入し、約120名に対して職業訓練と開業後のフォローアップを行っています。そんなブルンジに、5月のGWを利用して日本から訪問してくださった方がいます。訪問時の感想をいただきましたので、今回は第三者から見たブルンジ事業の様子をお届けします♪
最初にブルンジでの現場支援の内容や、経済的な安定だけでなく心の自立も育む「自立支援」にも重きを置いて支援されていることを聞きました。そのときは、自分が想像していた比較的成果が分かりやすい支援の仕方である、直接的な資金・物資の援助や、工場を建て多くの現地人を雇用し、安定した給料を与え、知恵・技術を提供するといった支援との違いに驚きました。それと同時に、自立支援の成果は見えにくく、難しいイメージが先行していました。
実際に事業を始められた受益者さんに色々とお話を聞く中で、仕事に必要な機器を用意していないのに新しく人を雇ったり、今の事業に専念した方がよさそうに見える段階のときに他の事業にお金を使ってしまったりと、合理的に考えると「なんでそうなるの?!」「もっとこうすればいいのに!」と思うことが何度かありました。
しかし、受益者さん一人ひとりに背景や想い、強さ・弱さがあり、その上で家族や生活のために現状と向き合っている姿を見て、支援が全て一直線に最短距離で進んでいる訳ではないけど、それもまたステップで、遠回りかもしれないけど一歩ずつ進んでいる道で、正解の一つと捉えることができました。
しかし、受益者さん一人ひとりに背景や想い、強さ・弱さがあり、その上で家族や生活のために現状と向き合っている姿を見て、支援が全て一直線に最短距離で進んでいる訳ではないけど、それもまたステップで、遠回りかもしれないけど一歩ずつ進んでいる道で、正解の一つと捉えることができました。

↑受益者インタビュー後の若狭さん(写真中央)
合理的に物事を運べないことも多々あり、そこに人間味、らしさを感じると同時に、システムや機械ではなく一人の自由意志をもった人間と向き合い、支援を進めていくことの大変さを感じました。
受益者さんのお話を聞いたり、活動している職員さんの姿を見て、テラ・ルネッサンスさんが掲げる想いを言葉だけでなく、肌で感じることができました。今日より明日が少しでもより良くなることを願い、これからも活動を応援させて頂こうと思っています。

↑若狭さんとブルンジの子ども達
なんと初めての海外がブルンジだっという若狭さん。たくさん質問いただき、日本帰国後はファンクラブ会員になってくださり、そのお気持ちと行動力にスタッフ一同とても勇気づけられました。
引き続き世界平和の実現に向けて邁進しますので、このプロセスを一緒に歩んでいただけますと幸いです。

↑ブルンジ事務所のスタッフ達(一部)
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記事執筆/
海外事業部アフリカ事業担当
川島綾香