【インターン 自己紹介】インターン 冨嶋ひより

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【インターン 自己紹介】インターン 冨嶋ひより

みなさまはじめまして。ご挨拶が遅れてしまいましたが、2022年8月より当会でインターンとして勤務しています、関西大学2回生の冨嶋ひより(とみしまひより)と申します。啓発事業部にて、主に寄付付き商品に関する業務を担当しています。

 

 

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支援という分野に興味を抱くようになったのは、私が小学2年生の時に発生した東日本大震災がきっかけでした。当時は事の大きさを全く理解できていませんでしたが、高学年になるにつれて、復興状況を目の当たりにしたり、現地へボランティアへ行った方のお話などを聞いたりするうちに、何もできなかった自分に歯がゆい思いでいっぱいになりました。この時から何か有事が起こった時や困っている人がいるとき、すぐに動ける人間でありたいと強く思うようになりました。こうした思いから、中学生の時には募金活動を企画、実行しました。学校全体から想像以上の募金が集まり、誰かが動けば協力してくれる人がいることを感じました。実際に募金を届けた地域から感謝の言葉もいただき、繋がった感動や支えあう必要性も感じました。行動を起こす一人目になる勇気と、行動する大切さを学ぶことができた出来事でした。

また、2018年に岡山県倉敷市で発生した豪雨災害においては被害を受けた地域の復興作業ボランティアに参加しました。災害地域に自ら足を運び活動をした初めての経験でした。

このボランティアを通して今でも強く印象に残っている言葉があります。私が活動をした地域の方が「橋をひとつ挟んだだけで街の様子が一変する。すぐ近くに住んでいるのに何も手伝ってくれない人もいるけれど、遠く離れたところから来て手伝ってくれる人がいることが不思議」と仰っていたことです。私が参加した団体には、全国各地から老若男女、様々な職業の方が集まっていました。中には留学生の方もいらっしゃいました。この言葉を聞いたとき、支援や誰かのために力になりたいという思いに距離や国は関係なく、できる人が、しようと思う人が動かないといけないのだと強く実感しました。テラ・ルネッサンスでインターンを始め、京都を拠点に世界中の事業地で活動している職員の方々や、全国各地から様々な形で支援をしてくださっている方を見ているとさらに強くそう思います。

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浸水した家屋の解体作業中

このような経験の中で、将来は漠然と困っている人の力になる仕事がしたいと思うようになっていた時、ふと読んだ本に衝撃を受けました。そこには紛争地で子ども兵士として働く少年や少女について描かれていました。今まで触れたことのなかった現実を知り、大きな悲壮感に襲われたとともに多くの疑問が生まれました。そしてこれまで何気なく目にしていたどこか遠い国の戦争や飢餓で苦しんでいるニュースをとても身近な問題として感じるようになりました。彼らが子ども兵士になるしかない境遇や社会背景にやるせなさともどかしさを感じ続けていましたが、私には自分がどう行動するかを自由に選ぶことができるのだと気づき、世界中の一人でも多くの子どもたち、特に自分の力で未来を選ぶことができない環境にいる子どもたちのために私ができることをしたいと強く思いました。

 

こうした思いから進学した大学では国際法や国際関係、安全保障についてなど国際協力に繋がる学問を専攻しています。その中で、机上の勉強だけではなく実際に活動している団体でリアルな状況を学ばないといけないと感じるようになった時、テラ・ルネッサンスと出会いました。元子ども兵士の支援に力を注いでいることや、活動理念の『一人ひとりに未来をつくる力があると信じている』という文言がまさに私が目指していた社会の形であったため、当会のインターンに応募しました。

 

 

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インターンとして初めて参加したイベントでの様子

インターンを始めて半年がたちますが、インターンを始める前にはあやふやだった将来像がテラルネッサンスでの学びを通して、これだと思える目標・夢が明確になってきました。そして、各事業地での活動をみなさんに伝えるという業務の中で、人々の前へ向く力、一人ひとりに未来を切り開いていく力があることをひしひしと感じ、私自身も大きな力をもらっています。

明るく、常に前向きな尊敬する上司やインターンのみなさんと働くことができ、微力ながらも活動のサポートができる日々を嬉しく思います。これからも初心を忘れず、業務に励んでいきますので、どうぞよろしくお願いいたします。




記事執筆/啓発事業部インターン 冨嶋ひより

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