【ウガンダ】南スーダン難民の方たちの職業訓練が始まりました
【アフリカレポート/2020年11月_Topic02】
11月から新たに、90名の南スーダン難民の方と、難民を受け入れるホストコミュニティの方たちの職業訓練を始めることができました。
新型コロナウィルスの影響で予定していた開始時期から遅れていたのですが、行政からの許可も下り、ようやく訓練開始です。
今年は、洋裁、編物、木工大工、レンガ積み、溶接、養豚の6つのクラスがあります。
<レンガ積みクラス>

↑レンガを積む方法は様々あり、それぞれのタイプを練習中です
今はまだ時間はかかりますが、まず正確に作れるように焦らずに習得していってもらっています。
<編物クラス>
3〜4歳のサイズのセーターの編み方などを学んでいます。

↑編み機を使ってセーターなどを制作
<溶接クラス>
鉄の棒の曲げ方や、金属同士を接続する方法を学び、金属棚などを作っています。まだ荒削りなところがあり、細部は改善する部分はありますが、実際に自分たちで一つのモノを作り出している様子は誇らしそうな様子でした。

↑金属棚
<養豚クラス>
豚の畜舎で、衛生管理や、いろいろな発育段階の豚の飼育方法を学んでいます。

↑大きな雄豚ですが、毎日お世話をしているので、訓練生にも慣れています
また、洋裁クラスは学校の制服の作り方を、木工大工クラスは電動機械による木材の切断方法などを学んでいます。訓練後、それぞれのクラスで、「ビジネスを始めて自分で収入を得た時、どのようなことに使いたいですか?」と聞きました。
「子どもたちの学費や医療費に充てたいです」
「将来に向けてお金を少しずつ貯めたい」
「両親をサポートしたいです」
「ヤギなど家畜を買って、飼育して家族を支えたい」
「いつか家を建てたい」
彼ら彼女らの回答を聞いて、一人ひとりが自立をして、それぞれ実現したいことを叶えてもらいたいと思いました。
そのために今は、技術を身につける大切な時期ですので、引き続きサポートをしていきます。
日本の皆さまにはいつも応援いただき、本当にありがとうございます。
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記事執筆/
海外事業部
鈴鹿達二郎