【ウガンダ】感染症対策を万全に、職業訓練事業を再開!
【アフリカレポート/2020年10月_Topic02】
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、3月下旬からグルの職業訓練施設を閉鎖していましたが、ついに10月19日に再開することができました。訓練施設では、10期生42人の生徒が大工クラス(15人)、洋裁クラス(27人)に分かれ、訓練を再開しています。

↑訓練の様子(大工クラス)
大工クラスの彼は制作できる家具のレベルも徐々に上がってきています。

↑訓練を受けている様子2(洋裁クラス)
洋裁クラスでは生徒自身が自分のマスクを制作しています。
10期生の生徒にとっては長い間があいての訓練となってしまいましたが、今のところ順調に訓練を進めることができており、生徒もモチベーション高く励んでいます。
ウガンダでは、8月ごろから新型コロナウイルス感染者が急増しており、グルの病院では、医療体制が切迫した状況が続いています。そのため職業訓練施設の再開に当たっては、感染症の拡大に十分に気をつけて万全の対策で臨みました。
施設の再開前には、全てのスタッフが感染症防止に関する1日研修を受講しました。
WHOや県の保健課からの講義を受け、ソーシャルディスタンスに配慮した訓練の方法や体調を崩した生徒が出た場合の対処法などの知識を学びました。

↑WHOの研修を受けている様子
訓練中は全員がマスクを着用することはもちろん、例えば2時間ごとにドアノブや訓練に使う器具など多くの生徒が触れるところを消毒する、さらに換気の徹底を行う、など様々な独自の基準を設けています。
また訓練の再開に当たっては、ウガンダ教育省からの許可も取得しました。感染症対策についてお墨付きももらうことが出来ました。
感染症の拡大に十分気をつけながらこれからも対策を続け、生徒の技術取得に向けて訓練に取り組んでいきます。
いつも温かい応援をいただきありがとうございます。
日本でも感染者が急増していますので、くれぐれもお気をつけてお過ごしください。
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記事執筆/
海外事業部 インターン
奥田彩花