【カンボジア】新型コロナウイルスに配慮しながらカンボジアの地雷撤去

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【カンボジア】新型コロナウイルスに配慮しながらカンボジアの地雷撤去

【アジアレポート/2020年7月_Topic02】

カンボジアのバッタンバン州サムロート郡では、地雷撤去団体MAGと協力して、地雷撤去を進めています。サムロート郡は、カンボジアの中でも最も多くの地雷が埋設された地域の1つで、最も広い面積が今でも地雷で汚染されている地域になります。

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写真:機械Digger D-250の作業中の地雷爆発による破片を避けるための防具を使いながらリモコンを使う操縦者

2020年4月からは、地雷に汚染されたコミュニティの長引く貧困削減と社会経済的復興に地雷の撤去を通して貢献することを目的に、MAGの新しい機械Digger D-250を扱う機械チームの活動費1年分を支援しています。

 

この機械は、地雷原に生えている草木も一緒に取り除きながら土を耕すように、爆破処理もしていきます。一度全ての土地をこの機械を使って耕した後、金属探知機を使う4名の撤去作業員が、目視で耕された土から地雷が見えていないか、また金属探知機で土の中に地雷が残っていないか徹底的に確認をしていきます。

 

こうした撤去の方法は、普通の金属探知機を使うだけの手作業での地雷撤去で2-3年かかるところ、6ヶ月で同じ面積の土地の地雷撤去が可能です。

 

第一四半期となる2020年4月-6月までに、バッタンバン州サムロート郡オウ・タティエク村の2箇所の地雷原で、機械チームは活動し、63,537㎡の土地を安全にすることができました。

そして、対人地雷2発を安全に処理することができました。これにより4世帯23名が直接的に受益し、その土地の周辺に住む147世帯621名が間接的に受益しています。

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写真:土の中から見つかった対人地雷


カンボジアでも新型コロナウイルスの影響で、地雷撤去の活動にも影響が出ていました。特に3月から感染が拡大し、まだ状況がよく分かっていなかった4月前半には、チームを地雷原へ展開するのをやめる決定をMAGはしました。結局4月は8日間だけしか撤去活動を実施することができませんでした。

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写真:第一四半期中に機会チームが地雷撤去活動を実施したバッタンバン州サムロート郡の2ヶ所の地雷原の地図

 

しかし、通常カンボジアのお正月が4月の中旬に入り、長期の休みがあるため、作業の進捗には大きな影響を受けず、今年度中にどこかでに代わりの撤去活動をする日を取ることで、補填できると考えています。

  

MAGでは、新型コロナウイルスの感染防止のため、マスク、除菌ジェル、塩素タブレット、手袋などを現地スタッフへ提供し、感染防止に努めながら、撤去活動を継続しています。

  

新型コロナウイルスによる死亡者は、カンボジアではまだ出ていませんが、地雷や不発弾の被害者は、昨年1年間で70名以上出ています。
 
地雷や不発弾の脅威を取り除いていくことも、新型コロナウイルスの対策をしながら、同時に進めていく必要があります。

 

以下にMAGから送られた今年度の提案書、第一四半期の報告書のPDFを英日文それぞれ添付致しますので、ご興味のある方はご覧下さい。


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記事執筆/
アジア事業部
江角 泰

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