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もう一つのヤギ小屋を自分で建てたクライ・ユーンさん

【アジアレポート/2019年2月_Topic03】


カンボジア・バッタンバン州カムリエン郡の障害者100世帯を対象にした生計向上支援で、2017年からサポートするクライ・ユーンさんは、ヤギを15頭飼育しています。貸し出しを受けた3頭から繁殖させ、自分でもヤギを何頭か購入しました。そしてサポートしたヤギ小屋では十分ではないため、ヤギ小屋も家の周りにある竹やトタンなどを使って、自分でもう一つ建てました。

学んだ技術や知識を活かして、さらに発展させていくユーンさんの積極性に嬉しくなりました。ヤギの販売では、これまでにUS$150の収入があり、2年目の鶏もすでに貸し出しを受けた5羽を返却し、30羽が順調に育っています。
全ての収入と支出、借金と飼育している家畜を現物資産としてお金に換算して計算したところ、生活の状況は支援する前から30%は向上しています。

サポートしたヤギ小屋(左)と自分で建てたヤギ小屋を見せてくれるクライ・ユーンさん


家には事業の活動の一つである野菜栽培の訓練によって、家庭菜園で採れたへちまが、15本収穫されていました。龍眼やマンゴーも植えているとのことで、これまでキャッサバやトウモロコシなどの換金作物に依存してきた村人たちの生活から、私たちの事業の狙いの一つである収入源を多様化させることで、レジリエンスを向上し、生計を向上させていく方向へ変化させてきているようです。

収穫されたへちまと、家になっていた龍眼の実を収穫して、調査に来たチームにくれるクライ・ユーンさん


さらに、モニタリング調査をしている私たちに、龍眼を袋いっぱい収穫してきてくれました。収入を向上させることは重要ですが、農産物をわけてくれるのはカンボジアの昔からの習慣で、お金には換算されないけれども社会性や人間関係を構築する上で、私が注目していることの一つです。甘くて美味しい龍眼のお礼を言って受け取り、またこの恩を私から他の人に渡していきたいと思いました。


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記事執筆/
アジア事業部マネージャー
江角 泰

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