【人財募集:ラオス】海外事業部 ラオス事業マネージャー募集のお知らせ(2025年7月)
■ 募集の背景
認定NPO法人テラ・ルネッサンスは、「すべての生命が安心して生活できる社会(世界平和)の実現」を目指し、地雷・小型武器・子ども兵など紛争に関連する課題の解決に取り組む国際協力団体です。これまで、アジア・アフリカなど世界10カ国で、社会変化を促す「運動体」として活動を展開してきました。
この度、世界各国での活動をさらに発展させるため、共に働いてくれる新たな仲間を募集することになりました。
当会のビジョン、ミッション、活動理念や事業内容に共感し、自らの経験やスキルを国際協力NGOで生かしてみたいと思う方のご応募をお待ちしています。
■ 業務内容
ラオス事業マネージャーとして、不発弾(UXO)汚染地域における幼児向けの不発弾回避教育や、不発弾汚染地域の脆弱世帯への東洋ミツバチ養蜂支援事業のマネジメントを担っていただきます。特に、日本国外務省NGO連携無償資金協力(N連)事業の活動管理、報告業務、およびJICA草の根パートナー事業の申請準備が主要なミッションです。
■ 募集職種:海外事業部 ラオス事業マネージャー
【担当する業務の狙い】
1. 日本国外務省NGO連携無償資金協力(N連)事業の円滑な実施と完了:
・不発弾回避教育のカリキュラム化に向けた教育指導要領の作成を通じて、幼児の不発弾による被害リスクを低減します。
・東洋ミツバチの養蜂支援を通じて、不発弾汚染地域の脆弱世帯の収入向上と生計の安定化に貢献します。
・外務省との連携を密にし、事業の透明性と説明責任を果たします。
2. JICA草の根パートナー事業の申請準備と採択:
・養蜂組合の設立支援、生産・販売体制の構築、運営支援を通じて、シエンクアン県の養蜂事業の自立的な発展に貢献します。
・持続可能な地域経済の活性化と、コミュニティのエンパワーメントを促進します。
【具体的な業務内容】
1. 日本国外務省NGO連携無償資金協力(N連)事業のマネジメント(2025年8-9月頃~約1年半):
・N連事業の事業管理、活動報告書作成、会計報告書作成
・日本国外務省との渉外業務
・不発弾回避教育のカリキュラム化に向けた教育指導要領の作成
2. JICA草の根パートナー事業の申請準備(2025年11月申請予定):
・はちみつの生産管理、在庫管理、販売ルート開拓、マーケティング戦略策定等事業管理
・シエンクアン養蜂組合の設立支援、運営支援
・関連する調査、資料作成、申請書の取りまとめ
3. その他:
・現地提携カウンターパート機関との調整
・予算管理、資金調達
・現地事務所運営・人事・労務管理、本部との連絡調整
・日本国内における広報・資金調達活動のための各種対応
・大使館、現地政府、国際機関・NGO、日本の外務省等との調整
・その他テラ・ルネッサンスが実施する事業の運営管理
・シエンクアン県での学校建設、植樹などの単発事業が入る可能性あり
■ 求める人物像
【必須】
・テラ・ルネッサンスのビジョン・ミッション・活動理念への共感
・社会人経験3年以上
・国際協力に関する基礎知識・経験・熱意
・プロジェクトマネジメント能力(計画立案、実行、モニタリング、評価、報告等)
・多様な関係者と協働するためのコミュニケーション能力、リーダーシップ、フォロワーシップ
・日本語での高い文章作成能力(報告書作成等)
・英語でのコミュニケーション能力(ビジネスレベル以上(IELTS 6.0、TOEIC 800、TOEFL iBT 78程度以上を目安とする))
・PCスキル(Word, Excel, PowerPointの基本的な操作)
・NGO職員としての高い倫理観、責任感、チャレンジ精神
・様々な状況に即して、都度柔軟な対応を考え対処できる
【歓迎】
・開発途上国での駐在経験、または事業運営経験
・NPO・NGOでの事業運営、マネジメント経験
・外務省NGO連携無償資金協力事業、またはJICA草の根技術協力事業の経験
・事業の立ち上げ、事業開発の経験
・開発途上国における多様な関係者との協働による事業立案・実行・目標達成経験
・農産物の生産管理、販売、マーケティングの経験
・組合設立、運営支援の経験
・ラオス語、モン語などの現地語でのコミュニケーション能力
■ 採用概要
職種 |
ラオス事業マネージャー(フルタイム職員) |
---|---|
雇用形態 |
有期契約職員(1年半程度。実績により延長及び正職員への登用あり) |
配属部署 |
海外事業部アジア事業ラオス事務所 |
採用予定 |
1名 |
勤務時間 |
ラオス事務所の就業規則による |
勤務日 | フルタイム |
勤務場所 |
ラオス人民民主共和国シエンクアン県 |
募集期間 |
2025年8月4日(月)まで ※締め切りを待たず、随時選考を進めていきます。適任者が決まり次第、募集を締め切りますので早めにご応募ください。 |
勤務開始 | 2025年8月または9月頃~約1年半 |
備考 | 勤務開始時期に関しては相談可能 |
■ 待遇
給与 |
月給20万円以上(固定残業代10時間、安全管理手当等の各種手当含む。経験・能力を考慮し双方で協議) |
---|---|
社会保険 |
社会保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険) |
諸手当 |
当会規定による(役職手当、扶養手当など) |
その他補助 |
・ラオスでの住居提供(家賃、水道光熱費、インターネット費は法人負担) |
休日 | 週休2日制(基本的に土日)、ラオスの祝祭日、有給休暇(勤務実績及び当会規定による)、夏季/年末年始休暇、慶弔休暇 |
試用期間 | 6カ月 |
■ 応募方法について
メールの件名に「ラオス事務所マネージャー応募」と明記の上、下記3点をメールにてご送付ください。書類選考後、詳細をご連絡いたします。
応募書類 |
履歴書(書式自由・写真添付・日本語)、 志望理由書(書式自由:A4で1枚以内) |
---|---|
応募先 |
furuoka[at]terra-r.jp ([at]を@に変えてください) |
担 当 |
古岡 繭(事務局本部) |
▼ 選考プロセス
1.書類審査(履歴書、職務経歴書、志望理由書を提出)
2.面接審査(原則2回。居住地によってリモートでの面接あり。 )
■ 団体概要
「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」を目的に、2001年に鬼丸昌也によって設立。現在では、カンボジア、ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ、コンゴ、ブルンジでの元子ども兵の社会復帰支援を実施。また、日本国内では、平和教育(学校や企業向けの研修)や、岩手県大槌町で大槌刺し子を運営。2022年にはハンガリー、ウクライナにおける避難民への支援を開始。主な受賞歴:地球市民賞(独立行政法人国際交流基金)、社会貢献者表彰(公益財団法人社会貢献支援財団)、日経ソーシャルイニシアチブ国際 部門賞ファイナリスト(日本経済新聞社)、 第4回ジャパンSDGsアワード 副本部長(外務大臣)賞(外務省)、第52回毎日社会福祉顕彰(毎日新聞東京・大阪・西部社会事業団)、第1回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞「平和の部」(公益財団法人岩佐教育文化財団)、第18回西日本国際財団アジア未来大賞(公益財団法人西日本国際財団)、第10回エクセレントNPO課題解決力賞(エクセレントNPOを目指そう市民会議)、ほか多数。国連経済社会理事会特殊協議資格NGO。
名称:特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス
所在地:京都府京都市下京区五条高倉角堺町21番地jimukinoueda bldg. 403号室
URL:https://www.terra-r.jp
理事長:吉田 真衣
設立:2001年10月31日(2014年5月30日より認定NPO法人)
事業内容:『地雷』『小型武器』『子ども兵』の課題に対するアジア・アフリカでの支援活動、および国内での『平和教育』を中心とした啓発活動 など
■ 代表者メッセージ 理事長 吉田真衣
テラ・ルネッサンスは、20年以上にわたり、地雷や子ども兵といった紛争の爪痕に苦しむ人々、そして災害や貧困によって困難な状況にある人々に対し、寄り添い、共に歩む支援を続けてきました。カンボジアやラオスでの不発弾・地雷被害者支援、ウガンダやコンゴ民主共和国での元子ども兵の社会復帰支援、ウクライナでの国内避難民支援など、支援の届きにくい場所を中心に活動を展開。これまでに17万人以上の人々に支援を届け、現在も10カ国で活動をしています。
私たちが目指すのは、すべての生命が安心して生活できる社会(世界平和)の実現です。創設者の鬼丸昌也が、大学4年生だった2001年にカンボジアで地雷の問題に出会ったことが、テラ・ルネッサンス設立のきっかけとなりました。しかし、問題を解決するためには、目の前の課題に対処するだけでは十分ではない。そんな想いから、啓発、支援、アドボカシーの3分野の活動を通して、問題の根本解決を目指しています。
近年はテラ・ルネッサンスのファンドレイジングを含めた啓発活動やアドボカシー活動を世界で展開するための取り組みも加速しています。
そこで、海外事業部ラオス事業マネージャーとして、テラ・ルネッサンスの活動に共感し、活動を共に推進していただける方を募集します。創造性と情熱を持って、私たちと共に世界平和の実現に向けて歩んでいきましょう。
【プロフィール】
立命館大学大学院国際関係研究科を修了。アメリカン大学 School of International Service に在籍中に南部アフリカへ留学。先進国から途上国への支援のあり方に疑問を抱き、進路を模索する中でテラ・ルネッサンスと出会い、インターンとして活動を始める。大学院在学中は、ウガンダ北部における元子ども兵の移行期正義について研究。その後、民間企業での勤務を経て、テラ・ルネッサンスに入職。海外事業国内担当、会計業務等を担当後、2015年より大槌復興刺し子プロジェクト(現:大槌刺し子)事業部長、国際運動推進部長を経て、現在に至る。著書に『いとなみを取り戻す――大槌刺し子と学んだ、「ちょうどいい」を目指す働きかた』(英治出版)。
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