地雷原の村で貧困の悪循環を断ち、子どもたちの未来をひらきたい|15周年記念募金:アジア

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わたしにできること わたしにできること

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なお、当会へのご寄付は税制優遇の対象です。

 

 

【 キャンペーン終了報告 】

2017年1月中旬から2月末までに実施した2016年度・冬季募金  ~ あなたの“想い”で選べる募金キャンペーン ~ 。多くの皆様からのご支援とご協力に心より御礼申し上げます。

  

今回のキャンペーンでは、目標の金額を達成できませんでしたが、ご寄付をいただく以外にも、たくさんの方々に、ブログやフェイスブックなどで情報共有や、当会のイベントにご参加いただくなどのご協力をいただきました。様々な方法で、当会の活動を一緒に取り組んでいただける皆様との繋がりを持つことができたことを、本当に嬉しく感じています。

 

重ねての御礼となりますが、この度の冬の募金キャンペーンでは、たくさんのあたたかいご支援とご協力をいただき、本当にありがとうございました。今後も、当会の活動をともに取り組んでいける仲間として、様々なご支援ご協力をいただけますと幸いです。

 

認定NPO法人テラ・ルネッサンス スタッフ一同

わたしの寄付でできること。たとえば、

 

 

 

 

※ 申し込みフォーム内、寄付指定の項目を

【 アジア 】で選択してください。

なお、当会へのご寄付は税制優遇の対象です。

 

ページを開いてくださり、ありがとうございます。私たち、認定NPO法人テラ・ルネッサンスの活動地の一つ、カンボジアでは、1960年代以降の隣国における戦争やその後の内戦により、おびただしい数の死傷者を出しました。内戦が終結したあとも甚大な被害を及ぼしている「地雷」。私たちはこれまで、内戦時の衝突が特に激しかった地域において地雷の撤去支援を行うとともに、地雷の被害者や最貧困層の人々が生活を向上できるよう、支援を続けてきました。そして、彼らへの支援を通して、貧困という課題を根本的に解決することを目標に、活動を進めています。

 

しかし現在、そのための活動資金【 150万円 】が不足している状況です。将来、世界中の人々が貧困から抜け出し、安心して生活できる社会の実現に向けて一歩でも近づくために、どうぞ少しの時間、当ページに目を通してみてください。 

国民を苦しめた、戦争と内戦

  

  

1960年代後半のベトナム戦争に巻き込まれて以来、約30年間にわたる闘争状態が続いたカンボジア。埋められた地雷の数は、推定400万~600万個あるとされています。狭い国土に大量の地雷が埋められたため、埋設密度は世界一と言われています。(面積は日本の半分程。)

 

また、第二次世界大戦中に日本が投下された爆弾の3倍以上にあたる、約50万トンの爆弾がカンボジア国内に落とされ、多くの死傷者を出しました。このとき落とされた爆弾が爆発せず、不発弾として今も残っているのですが、それが地雷撤去を難航させる一つの要因にもなっています。それらの中から、第二次世界大戦時に旧日本軍が使用した爆弾の不発弾も見つかることがあるといいます。

 

 

地雷被害の減少と、残る課題

 

 

一方で、日本を含む各国のこれまでの支援により、カンボジアでの地雷や不発弾による死傷者数は大幅に減少。1996年には4000人以上に及んだ地雷・不発弾での被害者数は、2000年に1000人を切り、2015年には111人であったとカンボジアの地雷対策・被害者支援庁は発表しています。

 

このように徐々に回復を見せているカンボジアですが、特に地雷被害者の貧困状況にはまだまだ深刻なものがあります。テラ・ルネッサンスでは、これまでに地雷の撤去を進めると同時に、そんな地雷被害者や最貧困層の人々、約400家族を支援してきました。そして、活動を通して私たちは、何よりも、紛争被害にあった人々の“自ら立ち直る力強さ”を実感してきました。

貧困の悪循環とその要因

 

 

[ 地雷で右足を失った元兵士、ケン・トイさん ]

 

カンボジアの農村で貧困が続く背景にはいくつかの要因があります。貧困家庭に生まれた子どもたちは、隣国のタイに出稼ぎに行く親に連れられたり、一緒に労働を強いられたりするため、学校に通うことができません。読み書き・計算などの最低限の学力をつけられないだけではなく、様々な他者との関わりあいのなかで学べるはずの多様な価値観や考え方、生き方に触れることができないのです。

 

また、単一作物への依存が貧困をさらに悪化させました。燃料になるとして注目されたキャッサバ。簡単に栽培でき、お金にもなるため、人々はそろってそれまで別の作物を育てていた農地をキャッサバ畑にしました。食べるためではなく、燃料として換金するために土地を使い始めたのです。しかし、キャッサバの単価はすぐに暴落。収入源を失っただけではなく、栽培のために借金をして土地を購入した人々は多額の負債を抱えることになりました。

 

 

テラ・ルネッサンスが考える貧困の根本的な解決

 

 

[ 広大なキャッサバ畑 ]

 

一つの収入源に依存することはとても脆弱性をはらみます。私たちは、多様な収入源をもつことが、人々が貧困から脱却する一つの糸口になると考えています。たとえば、日本では考えられませんが、現地ではコオロギを飼育して食用として販売することができます。また、日本には生息していない蜂の一種、ハリナシミツバチの飼育にも力を入れ始めました。この蜂から採れるハチミツには、高い栄養価や抗菌性があり、すでに地域によっては高値で販売されています。

 

このように、現地にあるものを活かし多様な収入源を確保することで、貧困から抜け出せるだけではなく、その後の世代も自然環境を維持した持続可能な生活を営むことができると考えています。そして、家庭の経済状況が安定することにより、子どもたちが学校に通うことができるようになれば、彼らが選べる未来の可能性は今よりも広がっていくはずです。

地雷の被害者がみせる笑顔

 


[ 地雷で右手を失った、スー・マウさんと姪っ子 ]

 

写真の男性、スー・マウさんと初めて出逢ったのは、7年ほど前のことでした。地雷で右手を失い、奥さんに上の子二人を連れて出て行かれた彼は、いつも泣いてばかりいました。その後、日本のみなさまからお寄せいただいた支援により家畜とコオロギの飼育を始めたマウさん。のこされた二人の子どもを学校に通わせることができるようになりました。

 

最近、お母さんや親戚の方を亡くされたそうです。けれど今の彼は、目じりにしわを寄せて、本当に嬉しそうな顔で笑うのです。見ている方にまで伝染してくるような、自信に満ちたあたたかい笑顔です。

 

地雷は、被害にあったその人だけではなく、家族にまで影響をおよぼします。けれどそれに負けないマウさんのような人々の姿が、それを見た人々の平和への願いを熱くするのだと信じています。私たちにとって、そうであったように。

 

 

テラ・ルネッサンスの“支援”とは

 

 

[ 地雷で左足を失いつつも、10人の子どもを育てるパン・プンさん ]

 

戦争は多くの犠牲を生み、数えきれないほどの大切なものを奪い去りました。しかし、全てを奪われたわけではありません。この国には、豊かな自然や、地雷の撤去さえすれば蘇える広大な土地があります。そして、過酷な戦争下で生きのびた人々と、彼ら彼女らによって繋がれた命があるのです。

 

団体設立15年の歩みのなかで、私たちは、支援の受け手である“受益者”の人々の前を向く力強さに励まされてきました。カンボジアにある豊かな自然、人間に備わった能力…無いものではなく、そこにあるものを探してそれを活かす。それが私たちの支援のあり方です。

 

当プロジェクトを一言でいうと、人間が生活するために必要な環境を整え、受益者が彼ら自身の力で生きていく(=自立する)ための最初のきっかけづくりをすることです。そして、自立した彼らの姿をこんどは日本のみなさまにお伝えすることで、平和への共通する願いをもった人々と繋がり、さらに多くの人々の自立を支援していきたいと考えています。

支援にかける私たちの想い

 


貧困に生まれた子は貧困を歩む・・・そんな悪循環を断ち切りたい。そして、誰もが安心して生活できる社会の実現を、受益者たちと、そしてこのページを最後まで読んでくださった“あなた”と一緒に、目指していきたいとつよく願っています。あなたにできる範囲でのご支援を、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 

お寄せいただいたご寄付は、本プロジェクトをはじめ、クラスター爆弾などの被害が深刻なラオスなど、テラ・ルネッサンスが取り組んでいるアジア地域の活動に、幅広く活用させていただきます。

 

 

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わたしの寄付でできること。たとえば、

 

 

 

 

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【 アフリカ 】【 啓発 】の特設ページを見る

 

 

 

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