国際協力NPOが国内の子どもの孤立・貧困の課題解決に向け300万円の資金拠出を決定。コロナによる格差に挑む

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国際協力NPOが国内の子どもの孤立・貧困の課題解決に向け300万円の資金拠出を決定。コロナによる格差に挑む

2020年11月2日
国連(経済社会理事会特殊協議資格)NGO
認定NPO法人テラ・ルネッサンス
プレスリリース
報道関係者各位

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国際協力NPOが国内の子どもの孤立・貧困の課題解決に向け300万円の資金拠出を決定。
コロナによる格差に挑む

 

2020年11月1日、認定NPO法人テラ・ルネッサンス(事務局:京都府/理事長:小川真吾)は、認定NPO法人D×P(ディーピー)(大阪府大阪市、理事長:今井紀明、以下D×P)が運営する10代向けのLINE相談事業へ300万円の資金拠出を行いました。あわせて、業務提携を開始し、それぞれの国際支援・国内支援の現場で培った知見を共有しあいます。双方の事業成長を促進させることで、コロナ後の平和で公正な社会の実現に貢献します。

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緊急支援から見えた課題


新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、両団体は、[いのち]と[暮らし]に影響を受けた人を対象に緊急支援を開始しました。

 

テラ・ルネッサンスの活動地域であるアフリカのウガンダ北部やコンゴ東部ではパンデミックにより経済活動を制限されると、多くの住民が失業もしくは一時的に収入源が絶たれ、生命を脅かす事態が生じました。テラ・ルネッサンスは、緊急支援として新型コロナウィルス感染予防活動に加え、最脆弱層への生計支援活動を行いました。

 

D×P(ディーピー)は、国内の10代に向けて進路・就職LINE相談(ユキサキチャット)を運営しています。「アルバイト先の休業やシフトの調整によって収入が減った」「予定していた就職先から内定取り消しになった」等の相談を受け、食糧支援や現金給付を開始しました。また働く選択肢を増やすため、パソコンを配布しスキルアップの支援も行っています。

 

国際連合開発計画(UNDP)は、「新型コロナウイルスが発生する以前から、拡大する格差は根深い問題となっていました。(略)世界中のすでに脆弱な立場にある人々が最も大きな打撃を受けることになります。」と発表しています。両団体の取り組みを通しても、コロナにおいて致命傷をうけるのは経済的に弱い立場にいる人だとわかります。

国際協力NPOと国内NPOが連携

テラ・ルネッサンスは、これまでも国内の災害支援などを行なってまいりましたが、コロナ後の格差拡大に歯止めをかけるためには国内の10代にもアプローチすべきと考えました。すでに国内で10代の若者に向けてLINE相談事業を行なうD×Pに資金拠出をすることで、コロナ後の社会における格差拡大防止に挑みます。

また、一時的な資金拠出だけでなく、双方の現場で培った知見を共有しあう業務提携を締結しました。団体の相互研修や支援アプローチの共有、ファンドレイジングの知見共有などを行なう見込みです。このパートナーシップによって、国際支援/国内支援の垣根を越えて、より強い組織基盤を互いに構築してまいります。

テラ・ルネッサンス 理事長 小川真吾メッセージ

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このコロナ禍によって、人類全体が「いのち」と「暮らし」に影響を受けています。そのような中、私たちが活動するアフリカ、そして日本でも、未来を担う若者たちの可能性が、コロナ禍による広がる格差などによって、阻害されつつあります。

このような状況を踏まえ、国内外問わず、若者の可能性を育むサポートが必要だと、感じていました。今回、以前より交流を深めていた、日本国内で若者支援に取り組むD×Pとの連携を行い、コロナ禍で影響を受けた若者たちへのサポートに貢献できるのを嬉しく思います。この連携をさらに深めることで、[誰一人取り残さない]というSDGs(持続可能な開発目標)の理想を国内外で実現するために、両団体とも力を尽くしたいと考えています。

D×P 代表 今井紀明メッセージ

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コロナ禍で財団などからの支援打ち切りもあり、当団体も資金難の状態になりました。しかし、これから10代の子どもたちの状況が深刻になってくると感じ、4月からオンライン相談を拡充、食糧支援や現金給付を実現してきました。LINE相談(ユキサキチャット)では、想定していた通り相談数が大幅に増加しました。コロナの影響を受けた進学や就職の相談、休校措置後は不登校や高校中退の相談が増加し、虐待や自死に関わる相談の件数も増加しています。

経済状況の悪化が進むことで、まだわたしたちが見えていない課題・格差が噴出する可能性があります。そんななか、今回テラ・ルネッサンスから300万円の資金提供をいただき本当にありがたいです。今後、より多くの10代とつながるためには、NPOや企業が垣根を超えて連携することが重要です。テラ・ルネッサンスと組織内の交流やノウハウなども共有しながら共にサポートしていきたいと思います。

記者懇談会のご案内


テラ・ルネッサンス創設者/理事 鬼丸昌也とD×P 理事長 今井紀明が語る

「あらゆる境遇の若者に希望をー国際協力NPOと国内NPOの連携が生み出す支援の未来」

 

自身が支援の現場に出向き受益者に寄り添うなかで見えた、経済的に厳しい立場にいる人たちを取り巻くコロナの影響・いま海外支援/国内の支援の現場が急務とする課題について、報道関係者の皆さまに直接お話しさせていただく懇談会を企画しました。連携によって生まれる支援の未来について語ります。ぜひ、ご参加ください。


日時: 2020年11月5日(木)16:00-17:00

場所: 認定NPO法人D×Pオフィス 

   〒540-0032 大阪市中央区天満橋京町1-27ファラン天満橋33号室

          現地参加できない場合は、zoomでもご参加いただけます。


お申込み連絡先:認定NPO法人D×P  広報担当:磯

E-mail:info@dreampossibility.com

Tel. 06-7222-3001 

※コロナウイルス感染症感染リスク低減のため、D×Pの代表電話はコールセンターに委託しております。その場でのお受け答えができないため、メールでのご連絡にご協力いただけますと幸いです。また、もしお電話いただいた場合はご連絡先を承ったうえで、折返し担当者からご連絡いたします。

認定NPO法人テラ・ルネッサンス


『すべての生命が安心して生活できる社会の実現』を目的に、2001年に鬼丸昌也によって設立。現在では、カンボジア・ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ・コンゴ・ブルンジでの元子ども兵の社会復帰支援を実施。また、日本国内では、平和教育(学校や企業向けの研修)や、岩手県大槌町を中心に、被災者支援活動を展開しています。主な受賞歴:「地球倫理推進賞」(社団法人倫理研究所) 、「地球市民賞」(独立行政法人 国際交流基金)、「エクセレント NPO」組織力賞ノミネート(エクセレント NPO を目指そう市民会議)、「社会貢献者表彰」(公益財団法人 社会貢献支援財団)、「日経ソーシャルイニシアチブ」国際部門賞 ファイナリスト(日本経済新聞社) 、「企業価値認定」(一般社団法人企業価値協会)など。国連経済社会理事会特殊協議資格NGO。

 

理事長:小川 真吾

公式WEBサイト:トップページ

認定NPO法人D×P


通信・定時制高校とオンラインの両方で、生きづらさを抱えた10代に「つながる場」を届けるNPOです。不登校/中退経験や経済的困難などさまざまな事情をもった10代と学校やオンラインでつながり、仕事など次のステップにつながるようにサポートしています。コロナ禍においては、LINEや若者向けSNSをフィールドにオンラインでの相談事業を実施。提供する進路・就職LINE相談「ユキサキチャット」は登録者が2000名となりました。在宅ワークなどの情報提供も進めています。

公式WEBサイト:https://www.dreampossibility.com/

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