【カンボジア】遠隔地の村のモデルに
【2026年7月 活動レポート/カンボジア】

こんにちは。カンボジア事務所の江角です。
今月は、バッタンバン州バヴェル郡ブオ・ソンクリアチ村の様子をご報告いたします。
1) 村のモデルとなる訓練生たち
この村は、2011年に弊会が小学校を建設しました。当時は、まだ小学校の裏では地雷撤去をしており、道が非常に悪かったため、雨季に建設資材を運び込むのにとても苦労しました。
2025年2月から今年の2月まで、この小学校を卒業した2名のピアノン君とブンサック君が、1年間バッタンバン市内の農業訓練センターで訓練生として訓練を受けました。
カンボジアの農村で今後リーダーとなる若者を育てるために、作物栽培、家畜飼育、肥料製造などの農業技術だけでなく、パソコンや会計、プレゼン、農産物の販売などの訓練を実施しました。
そして、今年の3月に卒業後は、訓練センターから持って帰ったアヒルの飼育から始めていました。
今回はそのアヒルと、ピアノン君の家で数ヶ月前に始めた豚飼育の状況をモニタリングしてきました。
2) 遠隔地の農村で実践するリーダーを育てる
彼らの家は、小学校のある今は舗装された幹線道路から、さらに奥地に入った場所にあります。
ブン・サック君の家が先にあり、そちらのアヒルの飼育状況を確認しました。今年の3月に訓練センターから持って帰った12羽のアヒルから21羽のアヒルが生まれて、育っており、さらに30個の卵が孵化しようとしています。
2羽のアヒルが、動物に食べられたようですが、順調に飼育できており、もっと増やしたいと ブン・サック君の家族は話していました。
一方、ピアノン君の家は、さらに奥に車で走った人里離れた場所にあります。

一見すると、ここでどうやって生活していこうかと思うぐらい周囲に家もないですが、逆に家畜飼育などの農業をするには絶好の場所です。
感染症の心配が少なく、家畜の餌となる空芯菜などの野生の食材なども豊富で、家畜が十分に外で動けるスペースがあります。
訓練センターから持って帰った12羽のアヒルから22羽の雛が かえり、すでに大きく育っているだけでなく、卵も80個を産んでいるところです。
さらにピアノン の家では、黒豚3頭の飼育をサポートしており、妊娠2ヶ月で、1ヶ月後には子豚が生まれる予定です。

今は、お金持ちからヤギを貸し出されて飼育していますが、自分のヤギも飼育したいと意気込んでいるところです。
今後、まずは訓練生たちが村のモデル農家となり、そして、この2世帯から別の村人へもアヒルを貸し出し、2人の訓練生たちが飼育訓練と家畜飼育制度を運営していく予定です。
若い彼らが村のリーダーとして育っていくサポートを、今後も続けていく予定です。
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記事執筆/
海外事業部 カンボジア事業
江角泰



