【令和8年熊本地震】発災から2カ月、今も台所に水が出ない――かつての小学校を拠点に炊き出し、約250食を届ける
9月26日(土)、地元で活動を続ける一般社団法人熊本支援チームと、台湾から駆けつけた支援団体MSMの協力のもと、令和8年熊本地震で被災した八代市松崎地区の住民に約250食を届けました。調理拠点となったのは、芦北町の旧小学校を活用した施設「海浦集学校」です。炊き出しには、有志の一般ボランティアも参加しました。

■ 地震から2カ月、井戸水が使えず暮らしに影響が続く
井戸水が暮らしを支える地域で
八代市には、市の水道につながず、井戸水で暮らしてきた家庭があります。発災直後には「近所の井戸水が使えて助かった」という声を聞き、民家に貼られた「井戸水を自由に汲んでいってください。声かけはいりません」という張り紙も目にしました。地域で水を分け合う一方、テラ・ルネッサンスが支援した高齢者介護施設からは、「井戸水に土が混じることがあり、入居者には飲ませられない」との声があり、飲料水を届けました。
井戸水が使えず、調理にも支障が出ている家庭へ
現在、上水道の断水はおおむね解消しましたが、地震によって井戸が枯れたり水脈が変わったりした影響で、水が使えず、自宅での調理に支障が出ている家庭への支援の必要性が見えてきました。
9月26日は、芦北町の海浦集学校を拠点に、魚の南蛮漬け、ポテトサラダ、ご飯など約250食分を調理。八代市の松崎集会所へ運び、各家庭に必要な食数を確認しながら配りました。松崎地区は八代市役所からも近い地域ですが、当日は多くの方が列をつくり、食事を受け取っていました。
炊き出しには、テラ・ルネッサンスの佐賀事務所スタッフと台湾駐在スタッフの計3名、台湾MSMのメンバー9名が参加しました。日頃から炊き出しを続けている熊本支援チームや有志の一般ボランティアとともに、調理から配食までを担いました。


■かつての小学校が、炊き出しとボランティア活動の拠点に
芦北町の旧海浦(うみのうら)小学校は、現在、IT交流施設「海浦集学校」として活用されています。熊本支援チームはこの施設を、炊き出しの準備や、全国から集まるボランティアの宿泊・交流の拠点として使用しています。被災地の近くで水や電気を使えることから、支援活動を続けるうえで大切な役割を担っています。


テラ・ルネッサンスは、この拠点で使うボランティア宿泊拠点の整備等も支援しています。


被災地では、発災直後に必要とされた支援に加え、時間がたつにつれて見えてくる生活上の困難への対応も求められています。
テラ・ルネッサンスは今後も、地元の団体や国内外のパートナー、ボランティアの皆さんと協力し、食材や資機材の支援、現地での活動を通じて、地域の状況に応じた支援を続けていきます。




