大槌刺し子 Otsuchi Sashiko
「ひと針に、復興への想いを込めて。」
岩手・大槌から、手仕事のぬくもりを未来へ。
大槌刺し子の基本情報

- 活動拠点
- 岩手県大槌町
- 経緯
- プロジェクト:東日本大震災の復興支援活動として開始
- ミッション
- ひと針を通して、人と社会に寄り添う
- 主な活動
- 大槌刺し子ウェブサイト
私たちが大槌で活動する理由
私たちがここにいる理由
2011年3月11日、東日本大震災。岩手県大槌町は、津波によって町の中心部が壊滅し、多くの方々が家族や仕事、日常を失いました。
先の見えない避難生活の中、「もう一度、自分たちの手で暮らしを立て直したい」という女性たちの想いから、「大槌刺し子」は生まれました。一針、また一針と、無心で布に向かう時間。それは、つらい記憶を乗り越え、心を整えるための大切な時間となりました。
古くからこの地に暮らす女性たちにとって馴染みの深かった針仕事が、東北の伝統手芸「刺し子」と結びつき、新たな仕事と生きがい、そして人々が集う温かいコミュニティを生み出したのです。
震災の記憶を風化させず、手仕事を通じて人と社会に寄り添い続けること。刺し子がもつ手仕事の価値を伝え、持続可能な社会づくりに貢献すること。さらには、地方と工芸を元気にする、小さな産業モデルを確立すること。それが、私たちの目標です。

テラ・ルネッサンスの取り組み
手仕事のぬくもりを、未来へと繋ぐ
「大槌刺し子」は、東日本大震災で被災した岩手県大槌町の女性たちが、「日々の暮らし」を取り戻すために始まったプロジェクトです。私たちは、東北の伝統手芸である「刺し子」を通じて、作り手の女性たちの暮らしを支えるだけでなく、日本の手仕事の価値を国内外に伝え、次の世代へと継承していくことを目指しています。
ひと針に込める、3つの想い
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1. 暮らしに彩りを、心に生きがいを
現在、数十名の「刺し子さん」たちが、作り手として活躍しています。
ここから得られる収入は、決して大きなものではないかもしれません。それでも、一つひとつの大切に積み重ねることで、震災後に新調した寝具や、お孫さんへのささやかなプレゼントへと変わります。自分の手で、失われた日常に少しずつ彩りを取り戻していく。その小さな喜びが、自信と誇り、そして日々の生きがいへとつながっています。 -

2. 伝統を、現代の暮らしへ
「大槌刺し子」は、国内外の様々なブランドとの協業によって、新たな価値を生み出し続けています。伝統的な技術を守りながらも、現代のライフスタイルに合った製品を開発することで、刺し子の可能性を広げています。
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3. 技術と想いを、次の世代へ
刺し子文化を未来へと繋ぐため、担い手の育成にも力を入れています。子どもから大人まで、多くの人々が刺し子に触れる機会を創出することで、新たな担い手を育む循環を生み出しています。
担い手たちの想いと声
鎌田真樹子さん
一針一針が、私の心を穏やかに、豊かにしてくれる。
大槌刺し子のお仕事をさせていただいて9年ほどですが、やりがいや責任感は、活動を始めた頃と変わりありません。刺し子をしている時は、日々の生活の中で気持ちが一番落ち着く時間です。生きがいですね!同じ商品を何枚仕上げてもどれとして全く同じ仕上がりにならないからこそ、それぞれがオンリーワンという思いで一針一針心を込めて刺しています。
黒澤かおり
(大槌事務所スタッフ)
いつも大槌刺し子を応援してくださり、本当にありがとうございます。私たちは毎日、布と向き合いながら、ちくちくと刺し子をしています。最初はうまくいかないことも多くありましたが、続けるうちに少しずつ手が覚えていき、気がつけば15年という時間が経っていました。
震災をきっかけに始まったこの刺し子の取り組みですが、ここまで続けてこられたのは、応援してくださる皆さんの存在があったからです。長い時間をかけて刺し子を学び、仕事として続けられていることを、とてもありがたく感じています。
刺し子は、使うほどに味わいが増し、暮らしにそっと寄り添ってくれる手仕事です。
「こんなふうに作られているんだ」「こういう人たちが作っているんだ」と、少しでも刺し子のことを身近に感じてもらえたら嬉しいです。
これからも、一針一針を大切にしながら、心を込めて作り続けていきます。今後とも、大槌刺し子をどうぞよろしくお願いします。
あなたも、平和の担い手になりませんか。
あなたのご支援が、一人ひとりの未来をつくるチカラになります。



