新たなステージへ!支援対象者の卒業式(令和5年度N連案件)
2024年4月から実施してきた「炭作りを通した自立支援」、約1年が経ち、支援対象者64名の卒業式を迎えました。

現地にあるものを活かした自立支援のため、ブルンジではゴミとして捨てられることが多い「とうもろこしの芯」を「ブリケット(練炭)」へとアップサイクルし、それを販売することで収入向上をする活動を実施してきました。ブルンジでは調理に薪や木炭を使う家庭が多く、森林伐採が深刻な課題の一つですが、このブリケットを使うことで森林保全にも役立ちます。

ブルンジの国としても推進されているグリーンエネルギーの一つですが、事業地カヤンザではブリケットが浸透しておらず、支援対象者自身もブリケットを見るのが初めてというところからのスタートでした。今では支援対象者はブリケット作りをマスターし、カヤンザ市民のブリケット認知度も少しずつ向上、ラジオ放送や路上販売を通してレストランや個人消費者へ販路を拡大しています。

2月27日、パートナーであるカヤンザ県・郡の自治体等を招待し、卒業式を行いました。
卒業式後に支援対象者の一人へインタビューしたところ、こんなことを語ってくれました。
「これまでシングルマザー(※1)として一人で生きてきました。ある男性に騙されて妊娠・出産をしたため家族から見放されたからです。ここで訓練に参加したことで仲間ができ、今では毎日働きに通う場所があります。仕事で忙しいので私を騙すような男性と出会う機会も少なくなり、家で一人考え込む時間も少なくなりました。十分な暮らしをするためにはもっと収入が必要ですが、みんなで一生懸命働けば、明るい未来が手に入ると信じることができます。私にこんな機会をくれて、日本の皆さんには感謝してもしきれません。せめて皆さんに神のご加護があるように、ブルンジから感謝の祈りを届けます。」
※1 ブルンジでは法律上の結婚をせずに子どもを出産しシングルマザーとなった場合、家族の恥と見做されることが多い
ブルンジ事務所としても新しい挑戦から1年が経ち、全てが順調とは言えずまだまだ克服すべきことがありますが、支援対象者たちと一緒に課題を一つひとつ乗り越えていきます。
3月は練炭生産の効率化と販路拡大へと力を入れていきます!

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記事執筆/
海外事業部アフリカ事業担当
川島綾香
本事業は、日本国外務省「令和5年度日本NGO連携無償資金協力(N連)」に採択され実施した「ブリケット生産を通した社会的弱者の生計向上と複合的リスクへの意識向上によるレジリエンス向上プロジェクト 」です。外務省事業を軸に、多くの市民の皆様からのご支援によって実現したものです。



