日本のNGOの呼びかけで、アフリカ3カ国による政府間会議が実現!拉致された「子ども兵」500人を故郷へ
21年の支援が実り、「草の根」の対話が国家を動かした。繰り返される悲劇に終止符を打ち、紛争を終わらせる挑戦が、今まさに佳境へ

3カ国の政府要人を招集し開催した国際会議の様子 左列中央にテラ・ルネッサンスの小川真吾 ©テラ・ルネッサンス
認定NPO法人テラ・ルネッサンス(本部:京都府京都市、理事長:吉田真衣)は、アフリカで最も長期化・深刻化した紛争の一つとされる「LRA(神の抵抗軍)紛争」を終わらせることを目指し、周辺3カ国(ウガンダ共和国、コンゴ民主共和国、中央アフリカ共和国)の政府要人による国家間会議を主催・実現いたしました。
この会議は、国家による軍事作戦ではなく、武装勢力内に取り残された元子ども兵たちの安全な帰還と社会復帰を進めるため、テラ・ルネッサンスの活動に対する各国政府の理解と協力体制を築くことを目的としたものです。
21年に及ぶ日本からの「草の根」の支援が、ついに国家間協力を動かし、推定500名の元子ども兵たちを故郷へ帰す道筋をつくりました。
現在テラ・ルネッサンスは、この歴史的な帰還・社会復帰プロセスを完遂させるため、クラウドファンディングを実施中です。
https://readyfor.jp/projects/returnees01
■日本のNGOが3カ国政府を動かした
2026年4月、中央アフリカ共和国の首都バンギにて、テラ・ルネッサンスは、ウガンダ、コンゴ民主共和国、中央アフリカ共和国の政府要人を招いた国家間会議を開催しました。
会議には、中央アフリカ共和国DDRR/SAPPR省(武装解除・動員解除・社会復帰・本国帰還担当省)の国務大臣や、コンゴ民主共和国大使も参加。
子どもの頃に拉致され、LRA兵士として生きてきた人々の武装解除・動員解除・社会復帰について、3カ国政府が初めて共に協議を行いました。
その結果、3カ国が「元子ども兵」たちの帰還プロセスにおいて、連携を強化していくことで合意しました。
一NGOが外交の場を整え、国家間合意を後押しするという、極めて異例の平和構築プロセスが、今まさに進んでいます。

会議後の記念写真 前列右にテラ・ルネッサンスの小川真吾 ©テラ・ルネッサンス
■ 21年間続けてきた「帰還」と「社会復帰」
長年にわたり、各国で子どもの誘拐によって戦闘員を補充してきたLRA。現在、その構成員の多くは、もともと被害者であった「元子ども兵」たちです。
テラ・ルネッサンスは21年間にわたり、元子ども兵たちの社会復帰を支援してきました。
やがて、社会復帰した当事者たち自身も、テラ・ルネッサンスと共に、今なお武装勢力の中に取り残された人々へ帰還を呼びかけるようになり、2023年には141人という大規模な帰還が実現しました。
現在は、武装勢力の構成員を社会へ受け入れていくことで、LRAそのものを内部から解体し、紛争を終わらせる取り組みが加速しています。
また、この取り組みはドキュメンタリー映画『RETURNEES(リターニーズ』として映像化され、2026年2月より全国で上映されています。
■ 500人の命を救う帰還プロセスは、今まさに佳境へ――クラウドファンディング実施中
現在も、武装勢力の中には、子どもの頃に拉致され、今なお自由を奪われている人々が推定500名残されています。
直近では2026年4月、呼びかけに応じた元少女兵と子どもたち23名が中央アフリカ共和国の首都バンギに保護され、本国への帰還を待っています。
この歴史的な帰還・社会復帰プロセスを完遂させるため、現在テラ・ルネッサンスは、「草の根」の市民協力を呼びかけるクラウドファンディングを実施しています。
【小川真吾からのメッセージ】

認定NPO法人テラ・ルネッサンス 海外事業部長 小川真吾(2026年4月 3カ国政府間会議にて)
「3歩進んで2歩下がるような困難な調整の連続ですが、ついに500人の人生を取り戻す道筋がつきました。しかし、資金が不足すれば、この奇跡的なプロセスを停止せざるを得ません。
市民の力で平和を形にする。その最後の一押しを、どうか一緒にお願いします。
資金調達も、現場のミッション達成も、とても、大きな、大きなチャレンジですが、とにかく、できる限りのところまで、頑張って、走り抜けます!」
クラウドファンディング概要
目標5,000万円「500人の子ども兵を母国へ。武器を捨て、人生を取り戻す帰還支援」プロジェクト
2026年5月31日(日)23:00迄
READYFORにて実施中



