テレビ番組『あいのり』に、テラ・ルネッサンスの鈴鹿が出演。番組では語りきれなかったメッセージをお届けします。

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【Web】『あいのり』を、ご覧いただいた皆様へ


この度は、「あいのり African Journey 8話をご覧いただき、ありがとうございました。ウガンダをはじめとする、アフリカへの支援、ならびに元子ども兵のこと、そして、私たちの活動に、関心を持っていただけましたら幸いです。


あいのり African Journey - オフィシャルサイト
https://www.ai-nori.net/

NETFLIX : African Journey
https://www.netflix.com/ug/title/81038696

私たちの活動に、ご参加ください。


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ウガンダの元子ども兵の人々をはじめ、ウガンダ北部に逃れた南スーダン難民や、コンゴで性暴力の被害にあった女性たちなど、紛争で家を終われ、家族を失い、体や心に深い傷を負った方が多くいます。


現在、私たちはこれらの地域で、紛争の被害を受けた方々が自立するのための活動を続けています。アフリカをはじめ、アジアなどでも紛争被害にあった人々へ自立支援を実現すべく、ご支援を通じた活動参画へのお願いとご協力を呼びかけています。


月々1,000円で継続的な支援ができる『ファンクラブ会員』として、私たちと一緒に活動していただけませんか?


ファンクラブ会員としてご支援いただく皆さまには、年間の活動報告書をはじめ、支援の成果やスタッフの想いを知ることのできるニュースレターなど、年数回にわたりお届けしています。


また、当会は京都府から認定を受けた『認定NPO法人』のため、当会へのご寄付は、寄付金控除などの税制上の優遇措置の対象となります。

 
元子ども兵をはじめとし、すべてを奪われた紛争被害にあった一人ひとりが、もう一度、自分の力で生きていけるように。ぜひ、ファンクラブ会員としてテラ・ルネッサンスの活動にご参加ください。ご支援とご協力を、心よりお願い申し上げます。



人はその日一日を、心穏やかに過ごすことができる。


 
そう話してくれたのは、テラ・ルネッサンスの元子ども兵社会復帰支援センターの卒業生であるモニカ(仮名)さん。彼女は、2003~2004年の2年間、ウガンダの反政府軍に誘拐され、子ども兵として過ごしていました。


村に戻ってからはやることがなく、自分は何の価値もない人間だと思っていた彼女は2013~2015年、テラ・ルネッサンスの施設で社会復帰のための支援を受けました。

彼女自身が変わるきっかけとなったのは、支援の一環として学んだ「平和教育」でした。

 

 

 

「平和教育」の授業で、彼女は「人はその日一日を心穏やかに過ごすことができる」ということを知り、人生を変えることができたと語ってくれました。

支援を受け始める前は「毎日嵐の中にいるようだった」と話す彼女も、「でも、その嵐は自分が作り出していたものだと気がつきました」といいます。

 

また周りの人とどのように付き合えばよいのかといったことも学び、たくさんの新しい友達ができました。

職業訓練として洋裁の技術を身につけた彼女は、村に戻ったあと、洋裁店を開業することができました。



気がつけば、私に夢中。



テラ・ルネッサンスで受けた社会復帰の支援を通じて、人生を変えてきたモニカさん。そうした変化は、一日一日の生活、まさに今この作業に集中することの連続の中で生まれた結果でした。

目の前の訓練を一つひとつこなしていくことで、ミシンが使えるようになり、その技術で収入を得ることができるようになり、そして洋裁店を開くことができていた。

気がつけば彼女は、自分の人生に、夢中になって生きていたのです。

 


内戦後も続く苦しみを乗り越えて。

 

   


ウガンダ北部では、2000年代に内戦が終結しました。しかしその爪痕は今日まで消えずに残っています。反政府軍に誘拐されていた元子ども兵は、今も隣国からウガンダに帰還することがあります。

自分の村に帰ったあとも、元子ども兵たちの苦しみは続きます。多くの元子ども兵は、帰ってきた村で差別を受けたり、また戦闘に参加していたため教育を受けておらず、自分の力で生活することができない場合が多いためです。
 

 

 

私たちは、そうした元子ども兵をウガンダ北部の町(グル)にある施設に受け入れ、職業訓練などを通して社会復帰できるようにサポートしています。

身体だけでなく、心に深い傷を負った元子ども兵の人々。施設にきた最初の頃は、多くの場合、自分の心を閉ざしてしまうことがほとんどです。それでも、日々の訓練を通して、そんな状況が少しずつ変化していきます。

「洋裁の技術を活かした仕事をしたい」「子どもに教育を受けさせたい」「町に出てもっと勉強したい」など、笑顔でそれぞれの夢を語ってくれる人たちもいます。そんな彼ら彼女らの姿から、私たち自身も学ぶことが多いです。

   


「自立」と「自治」を促進するテラ・ルネッサンスの支援

 

   

自立支援において、私たちが大事にしている考え方があります。それは「自立」と「自治」を促進した支援のあり方です。

「自立」とは一人ひとりが自らの力で立ち上がり、周囲との関係性の中で生きていくこと。そして「自治」とは、その人たちが互いに手を携え、さまざまな問題を解決していくことです。

 

 

 

さらにもう一つ、個人個人の状況に合わせて支援の方法をカスタマイズすることです。これは、一人ひとりが「やりたいこと」「できること」に焦点を当てるこのオーダーメイド型の支援です。

これらの方法にもとづき、これまでに、208名の元子ども兵がテラ・ルネッサンスの支援を受け、自立への道を歩んでいます。支援の成果の一部をご紹介します。

 

  

 


手に職をつけ収入を得られるようになったことから、収入面の変化は支援前の約50倍に。さらに、自分の村で差別や疎外感を感じずに生活できる元子ども兵の割合も3倍以上になりました。そのなかで、自尊心の回復も確認することができました。

経済的にも自立しながら、周囲との関係性の中で、自分の人生を歩むことができるようになったのです。 

  

気がつけば、村の人々を支える存在へ

 

 

現在は洋裁店を営んでいる卒業生のモニカさん。大勢の人がお店に訪れるようになり、なかには「洋裁の技術を教えてほしい」と相談する人も現れるように。このことから、彼女はそんな人たちに、洋裁の技術を教えるようになりました。

かつて、「自分は何の価値もない」と思っていた彼女も、今では村の人々から頼りにされる存在になってました。彼女は笑みを浮かべて、このように言います。

「このように、いまではコミュニティの人々もサポートすることができ、以前よりも良い関係になりました。平和に暮らせるようになって、とても幸せです。」


 

そんな彼女には夢があります。4人の子を持つ彼女は、子どもたちの将来について話してくれました。

「子どもたちにはまず、十分に教育を受けてもらって、二人の男の子には先生と医者になってほしいです。そして、女の子たちには自分の洋裁のビジネスを続けてほしいですね。」

ここには、今も変わらず、自分の人生に夢中で生きている彼女の姿がありました。

 

 

日本の皆さんにお願いしたいこと…

 


テラ・ルネッサンスでの支援を通して、自分の人生を切り開いていったモニカさん。私たちとの会話の最後には、このようにも話してくれました。


「皆さんからの支援があったからこそ、いまの私になることができました。心から感謝しています。

私に支援してくださったように、私も他の人々を支援するように務めることを誓います。そして日本の皆さんにお願いしたいことがあります。

世界中のあらゆるところで、私にしてくださったように他の人々の支援も続けていってください。」



 

夢中を生きる彼女たちの、自立を応援したい。

 

 


これまで私たちは、紛争の影響から困難な状況に見舞われながらも、一歩一歩、前に進んでいく一人ひとりと出会いました。

それは、紛争で傷ついた自分を少しずつ回復し、いつしか彼ら彼女らが、自分や自分の人生に夢中になって生きていく姿だったといえます。

私たちはこれからも、そんな一人ひとりが困難を乗り越え、気がついたら自分の“今”に夢中になれているように、テラ・ルネッサンスらしい「自立」と「自治」を促進する支援を続けていきたいと考えています。

皆さまからお寄せいただいたご寄付は、紛争被害を乗り越え、自立の支援を必要としているアジア・アフリカをはじめとする人々、テラ・ルネッサンスのすべての事業で、大切に活用させていただきます。



ぜひこの機会に、寄付という方法でわたしたちの活動にご参加ください。

   




■ あなたの寄付で出来ること、
例えば

 

 

 

 

 

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