ブルンジでのヘアドレッシング訓練を公開!
【アフリカレポート/2018年11月_Topic02】
テラ・ルネッサンスの支援を受ける前までは、他者の土地を耕したり、水汲みや積み荷など日雇い労働をして現金収入を得ていた、シングルマザーやストリートチルドレンの受益者たち。
今年の6月からは、42名の受益者全員が養蜂技術を学ぶほか、 21名が洋裁、21名がヘアドレッシングを学んでいます。その中でも、今回は特にヘアドレッシングについてご紹介したいと思います。

ヘアドレッシングというとイメージがしづらいかもしれませんが、初めの10ヶ月間は、バリカンの使い方、様々な種類の編み込み、ヘアドレッシングに使う器具の使い方、パーティー用のヘアドレッシングなどを学びます。
来年の4月からは各自ビジネスを開始し、実際にビジネスを運営しながら、技術面や運営面での支援を1年間実施する予定です。

【ネットを使ったヘアドレッシングの様子】
訓練講師は、首都ブジュンブラのヘアサロンで約20年の経験がある男性が担当しています。

ストリートチルドレンの数名は、これまで地元のヘアサロンでバリカンの使い方などを学んだことがありましたが、編み込みを学ぶのは初めて。
初めは特に編み込みが難しく、戸惑っている様子でしたが、訓練生同士で練習を積み重ねることで、今では様々な種類のヘアドレッシング技術を習得しました。

【ヘルメットアイロンで髪を乾かします】



【付け毛を使ったヘアドレッシングの様子】
技術を学ぶたびに様々な髪型を楽しめて、訓練生もおしゃれを楽しんでいました。また、近隣地域の小学生たちには、訓練生の練習も兼ねて、無料でシェービングをしており、毎日小学生たちが施設に来ます。

現時点で事業地のキガンダでは、男性用の理髪店はいくつかあるのですが、女性用のヘアドレッシングをするヘアサロンは一店もありません。よって、女性は首都や別の県のヘアサロンに行く必要があります。技術を習得した訓練生によるヘアサロンが地元客が求めるサービスを提供し、訓練生たちも収入が得られるよう、これからも引き続きサポートをしていきます。
………………………………………………
記事執筆/
アフリカ事業サブマネージャー
古岡 繭